タイム誌の『2017年版:世界で最も影響力のある人物100』にて、米ドラァグクイーンのル・ポールが選出。ドラァグクイーンとしては史上初の快挙を成し遂げた!
毎年発表される同ランキングは、世界的に影響力を持つ、政治家~アーティスト~著名人など、ありとあらゆる人物を選出したアメリカで最も名誉ある賞の一つ。
ル・ポールは、自身がホストを務める人気番組「ル・ポールのドラァグレース」がLGBTコミュニティだけでなく、アメリカのメインストリームにも人気が波及。
今年のはじめには、米TV業界で最も権威のある賞「エミー賞」を初受賞している。
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ドラァグクイーンとしては史上初の受賞をしたル・ポールだが、TIME誌のページでは、親友ナオミ・キャンベルがルーについて語っている。
「私が最初にルーに会ったのは90年代ね。その時わたしはNYの14番街ストリートで撮影をしていたの。彼を見たときに、私はすぐに彼がどこに行くのか知りたかったの。なぜなら私が行きたかったところだったから」
当時ナオミ・キャンベルはスーパーモデルブームを牽引していたアイコン的存在で、ル・ポールも92年にシングル「スーパーモデル」が大ヒット。二人とも黒人で活躍していることもあり、一気に意気投合。
キャンベルはル・ポールの魅力について「ルーからウィットや知性などを学んだわ。彼はまるで百科事典のような人よ」と、そのパーフェクトな衣装&メイクアップから彼が持つ内面の美しさまでを語った。
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ちなみに、ルーと同じく『2017年版:世界で最も影響力のある人物100』に選出されたのは、映画「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督、ゲイの著名人では、カルバン クラインのクリエイティブディレクターとなったラフ・シモンズらが選ばれている。