学校と企業をつなぐイギリスの慈善団体が、職業における偏ったジェンダーイメージに警鐘を鳴らすために製作した動画が大きな反響を呼んでいる。
動画の内容はこうだ。
三人の女性が、小学校のとあるクラスで「戦闘機のパイロット」、「脳外科医」、「消防士」の絵を描くよう子どもたちに指示する。
そのクラスの生徒の数は22人で、男子と女子がちょうど半分ずつだ。生徒は、3つの職業に携わる人の絵を描くときに、それぞれの名前も考えるように指示されている。
描き終えた生徒たちの絵を見てみると、66の絵の内、61の絵が男性の絵だった。
すると、最初に絵を描くように促した三人の女性が教室を離れ、それぞれの仕事着で戻ってくる。
そう、三人の女性は、本物の戦闘機のパイロット、脳外科医、消防士だったのだ!
それを見た子供たちは驚きの表情!
そう、職業などあらゆるものにおける「ジェンダーイメージ」は、5歳〜7歳ぐらいの幼い時期に定まってしまうのだ。
子供たちの驚く顔とともに、動画でチェックしてみてほしい。
企業イメージを向上させる企業、MullenLowe Londonのリチャード・デニー氏はこの動画に関して、「男性だけではなく女性も職場において大きな役割を担っていると子どもたちに感じてもらうのは、僕たち社会人や教育者の役割だ」と述べている。