写真家レスリー・キーが、2020年の東京オリンピック・パラリンピック応援メッセージ企画として、自身が監督した2本のショートムービーを公開した。
これは、NHKが制作する『2020 レスリー・キーがつなぐポートレートメッセージ』の一環として行われたもので、各界で活躍する人物に「2020年の夢や目標」をボードに書いてもらい、レスリーが写真と映像を撮影するというプロジェクトだ。
ムービーには、ユーミンがスペシャルコラボレーションをしており、名曲『やさしさに包まれたなら』を楽曲提供している。
先日公開されたバージョン2では、ローラからスタートし、ファッションデザイナーの丸山敬太、広海深海、ミラカルひかる、林真理子、八代亜紀らが登場する。
バージョン1
バージョン2
同プロジェクトのテーマとして「夢」「奇跡」「メッセージ」の3つを掲げているほか、裏テーマを『ダイバーシティ』としているそうだ。
レスリーといえば、LGBTカミングアウト・フォト・プロジェクト『OUT IN JAPAN』で1000人のLGBTを撮影し、自身もそうであるとカミングアウトしていた。
関連記事 >> 【インタビュー】レスリー・キー「1000人のLGBTを撮りたい」
そんなレスリーが掲げる『ダイバーシティ』のテーマに相応しく、著名人の中には、AyaBambi、広海深海、IVAN、村主章枝、壇蜜ら、LGBTの著名人も多数参加している。
また、今回は著名人のほか多くの一般人もプロジェクトに参加した。
「著名人も一般の人も同じように撮影し、ホームページにも残る今回のようなプロジェクトは珍しいのではないか。一人あたりの撮影にかけられる時間は短いかもしれないが、その人の気持ちが写真に残り、人生の一枚になるように心を込めてシャッターを切りたい」
「道に迷うことがあったら、自分が書いた夢や目標を思い出し、ふたたび走り出すきっかけにしてもらえたら」と、レスリーは語った。
NHK特設サイト『レスリー・キーがつなぐポートレートメッセージ』