アメリカの科学ニュースサイトDaily Scienceにおいて、約50%の異性愛者が「ゲイの遺伝子」を持っていることが明らかになった。
この研究結果は、人類の歴史において、同性愛がいかに身近であるかを示唆している。
研究は、米ジョージア州の大学の主導で行われ、性行動に関する学術論文集に掲載された。研究には、コンピューターのシミュレーションシステムが採用され、シミュレーションの結果、同性愛者の出現の可能性は安定かつ持続していることがわかった。調査に関わった研究者は、ゲイ男性は子どもの多い家族から出現する傾向があることから、「ゲイの遺伝子」は子どもの数と大きく関連しているとみている。
同性愛的行動や同性に惹かれる現象が、ストレートであると考えている人にも起こることに関して、「『ゲイの遺伝子』を持っているかどうかが同性愛者に惹かれるか否かに関係していると考えれば説明できる」と、調査に携わった研究者は語っている。
「ゲイの遺伝子」研究が進められる一方で、その存在を否定する声も上がっている。
あなたは、「ゲイの遺伝子」を信じるだろうか?