4月2日、米LGBT団体GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)が主催する『第27回GLAADメディア賞』受賞式が、米ロサンゼルスにて開催された。
GLAADメディア賞は、映画、テレビ、音楽、コミックなどの各分野における、その年LGBTコミュニティに貢献した人物・作品に贈られる名誉ある賞。米LGBT業界では毎年恒例のアワードとなっている。
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今年は、長編映画部門にて『キャロル』、ドラマシリーズ部門に『センス8』、コメディシリーズ部門にて『トランスペアレント』が受賞を果たした。
LGBT貢献に努めたエンタメ界の人物を讃える「ヴァンガード賞」には歌手デミ・ロヴァートが受賞。
ホモフォビア解消に貢献したオープンリーLGBTに対して授与される「ステファン・F・コルザック賞」には、女優ルビー・ローズが受賞を果たした。
また、特別プレゼンターとしてテイラー・スウィフトが登場し会場を沸かせた。
また、先日トランスジェンダーであることを明らかにした『マトリックス』で知られる映画監督リリー・ウォシャウスキー(改名前はアンディー・ウォシャウスキー)は、カミングアウト以来初となる公の場に登場。
ウォシャウスキーは、NetflixのTVドラマ『センス8』にて賞を受賞している。
受賞スピーチで「カミングアウトしたのには多くの理由がありますが、GLAADのすばらしい人たちも、そのひとつです」と語るも、アウティングすると脅迫された英Daily Mail紙に対し、「極めて繊細で丁重な人々、英Daily Mail紙よありがとう」と皮肉った。
同受賞式は米LogoTVにて、現地時間4月4日に放送される。