グラミー賞を5度受賞した伝説的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた映画「ロケットマン」の本編映像とポスタービジュアルがお披露目された。
エルトン・ジョンは、その並外れた音楽の才能でまたたく間に伝説的ロックミュージシャンへの道を駆け上がる一方で、様々な困難や苦悩に満ちており、その半生をドラマチックに描き出す本作。
公開された映像には、ジョンを演じるタロン・エガートンが生歌で名曲「ロケット・マン」を熱唱する圧巻のライブシーンがおさめられている。
本作は、単にジョンの半生を綴っただけの伝記映画ではない。
ジョンの半生をベースに、フィクションの演出を加えたファンタジー・ミュージカル映画だそうだ。
ミュージカル映画といえば、「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットが記憶に新しいが、なんと本作は、「ボヘミアン・ラプソディ」で不祥事により解雇されたブライアン・シンガーの後任として監督代行したデクスター・フレッチャーがメガホンを取っており、そのド派手なミュージカル演出に大いに期待できそうだ。
エルトン・ジョンといえば、同性婚をし、2人の子供に恵まれている、世界で最も有名なゲイのミュージシャンの一人だ。
そんなジョンの半生には、ドラッグやセックスなど過激なトピックが多数存在する。
米メディアによると、スタジオ側が映画内でセックスなどの過激な描写を抑えるようにジョン本人に求めたところ、「私はPG-13の人生を歩んできたつもりはない」と、突っぱねたという。ちなみにジョンは製作として映画にコミットしている。
そして主演のタロン・エガートンも、「初のゲイセックスシーンを披露した」とTV番組で発言していることから、ハリウッドの大作映画で避けがちな「ゲイ的性描写」がしっかり描かれるよう。その点は大いに期待したいところだ。
「ロケットマン」は、8月23日から全国劇場公開される。