最新の調査によると、2010年代前半に同性とセックスをした人の割合は、1990年代前半の二倍に達したそうだ。
この調査は、アメリカのウィディーンアー大学、フロリダ・アトランティック大学・サンディエゴ州立大学によって実施され、性科学についての学術ジャーナルにおいて発表されている。
1973年から2014年まで計41年にわたって毎年継続されてきた調査は、これまでに33,728人から回答を得たという。
調査結果によると、同性とセックスをした女性の割合は、1990年代前半から2010年代前半にかけて3.6%から8.7%に、男性の割合は4.5%から8.2%に上昇した。男性と女性、どちらとも性交渉をする人の割合は、3.1%から7.7%に変化したそうだ。
また、男性の1.7%と女性の0.9%が「同性のみと性交渉を行ったことがある」と回答した。
同性同士の性行動について「全く問題ない」と考える人たちの割合も、1973年の時点では11%のみだったが、2014年の調査では49%のまで上昇している。
調査結果を見る限りでは、アメリカにおいての人々の性行動やそれについての考え方は、時代と共により流動的になっているのかもしれない。