65歳以上のゲイ・バイ男性はセックスライフにおいて最も幸せであることが、ロンドン大学の調査によって明らかとなった。
同調査によると、セックスライフの満足度は一般的に、年齢とともに向上するようだ。調査は、イギリスの15,360人のゲイ・バイ男性を対象に実施された。
年代別の性生活の満足度は以下の通りだ。
15-19歳:60%
20-24歳:63%
25-29歳:62%
30-34歳:58%
35-39歳:55%
40-44歳:58%
45-49歳:54%
50-54歳:55%
55-59歳:56%
60-64歳:64%
65歳以上:70%
性生活の満足度が低い一番の理由は「彼氏や恋人などの特定のパートナーが欲しいができないから」だそうだ。その他の理由は「親しい関係にある人との性生活がマンネリ化しているから」「より多くのセックスの相手が欲しいから」などである。
人々が、性感染症の感染や移してしまうことへの心配をしていることも調査からわかった。
調査は他にも以下のことを明らかにした。
・2010年時にHIV検査を受けたゲイ・バイ男性は72%だったが、今回の調査では77%に上昇した
・2010年時に過去一年以内にHIV検査を受けたゲイ・バイ男性は36%だったが、今回の調査では55%に上昇した
・しかしながら1/4のゲイ・バイ男性はHIV検査を一度も受けたことがない
・また性生活に積極的な1/3のゲイ男性は、過去一年以内に不特定な相手とコンドームを使わないでセックスをしている
薬物を使用した性交渉について
・回答者の7%が過去4週間以内に薬物(メフェドロン・GBH/GBL・メタンフェタミン)を使用してセックスをした
・HIVに感染している男性の42%が「お酒や薬物がHIV感染のリスクを高めた」と考えている
「性交時の薬物の使用は、国全体でみると一般的とは言えない。大きな都市において特定のコミュニティや人たちの使用が目立つ」と調査を主導したヒックソン博士は述べている。
博士によると、薬物を使用して性交渉をする人は「性感染症に詳しい専門家は薬物について理解がなく、薬物について詳しい専門家は性感染症について理解がない」と考える傾向にあるそうだ。博士は「薬物を使用して性交渉をする人は、健康に害が及ぶリスクが高いため現状を改善すべきだ」と警鐘を鳴らしている。
調査は2014年に実施されたが、調査結果は今月2016年6月に発表された。