任天堂のスマートフォンゲーム「ポケモンGO」がアメリカで爆発的ヒットを記録している。
ゲームの斬新さはもちろんこと、ある”意外な点”で注目を浴びている。
それはゲームのスタート時、プレイヤーは自分の分身である主人公を選ぶのだが、そこでは「性別を選ぶ選択肢がない」のだ。
これまでのポケモンのゲームだと、まず男女どちらかの主人公を選ぶところ、今回からは性別の選択肢がなく、かわりに「あなたの”スタイル”を選んでください」という案内が流れる。
性別を問うのではなく、スタイルを選べる。
小さなことながら、性別による垣根を取り払い、自分の好きな「スタイル」を選択できることは、世界的ゲームとして画期的な取り組みではないだろうか。
ちなみに、海外LGBTニュースによると、ゲーム内でのジェンダーを問わない考えは、「ザ・シムズ(The Sims)」による流れだそう。
日本でも浸透している「ザ・シムズ」は、キャラクターの性別、肌の色、性指向を問わない、多様性を重視した初のビデオゲームとして人気を博している。
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今回の「ポケモンGO」により、ゲーム業界でも多様性を重視する傾向が高まりそうだ。