アメリカ・フロリダ州にて、ゲイの男子生徒がゲイであることを理由に家を追い出されホームレスに。その後、大学進学費をクラウドファンディングで募り話題になっている。
セス・オーウェン君(18)は、敬虔なクリスチャンの両親の元に育てられ、高校2年生のときに両親にゲイだと知られてしまう。
それ以降、両親はゲイを治療するべくカウンセリングに通わせるなどし、挙げ句の果てに家を追い出したそうだ。
ホームレスになった彼は、友人宅で寝泊まりをしながら無事高校を卒業。しかも、学業成績の平均点4.16という好成績だったことから、卒業生総代にも選ばれそう!
卒業生総代とは、その年最も成績の良い生徒が、卒業生を代表してスピーチを行うという名誉ある役なのだ。
ホームレスという苦難を乗り越え、優秀な成績を残した彼に待ち受けていたのは、高額な大学の学費だ。
すでにジョージタウン大学への入学が決まっており、奨学金を受けてもなお約2万ドル(約220万円)も足りない。もちろん、親からの支援は打ち切られている。
絶望に打ちひしがれる彼だったが、周りからのアドバイスで、学費をつのるクラウドファンディングをスタートした。
6月18日からスタートして、なんと7万ドル(約770万円)以上の資金が集まったのだ!(8/1時点)
ちなみに、彼の将来の夢は弁護士になって、10代の子供たちを助けたいと考えているそう。
このクラウドファンディングはTV番組でも紹介され、アメリカ中で話題になった。
彼のように、LGBTが原因でホームレスとなる10代の若者は多い。
各調査によって幅はあるものの、アメリカでは若者ホームレスの11%~40%(約3〜4人に1人)がLGBTであるとされており、深刻な社会問題になっている。
その大多数が、親が保守的なクリスチャンで子供を拒絶したり、またはゲイ矯正施設にいれるなど、LGBT理解のとぼしい家庭環境が原因にあるのだ。