オランダが、スウェーデン、ノルウェー、デンマークなどのスカンジナビアの国々やベルギーと並んで、ヨーロッパで最もゲイフレンドリーな国であることが、EUの調査によって明らかとなった。
なんと、オランダ人の93%が「同性愛は認められるべき」と考えているというのだ。
調査は、オンラインインタビュー形式で行われ、9万3千人のLGBTの人々が協力した。調査の内容は、「自国におけるLGBTの人々に対する暴力や差別について」だった。同調査には、EU加盟国の27カ国とクロアチアが参加し、これまでで最大規模となった。
調査結果は、国際反ホモフォビアの日である5月17日に、オランダのハーグにて開催されたホモフォビアについてのヨーロッパ会議にて公表された。
世界で初めて同性婚が認められた国であるオランダに住む人々は、LGBTの人々に対して寛容であることが、調査によってわかった。
オランダ人の93%は「同性愛者は自身が生きたいように生きて当然だ」と考えているという。これは、調査に参加した他のどの国よりも高い割合だった。さらに同性愛者に否定的な考えを持つ人の割合は、2006年の15%から4%に減少した。
30%のLGBTであるオランダ人が自身のセクシュアリティに対する差別の経験があると回答したが、他のEUの国々よりも著しく低い割合であった。
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