日本でも人気の高いファッションブランド「Acne(アクネ)」が、初めて実際のゲイカップルを広告塔に起用し、大きな話題をよんでいる。
Acneの運営元「Acne Studios」が新たにブランドの顔に選んだのは、2014年にSNSで話題になった実際のゲイカップル、コーデイル・ルイス&ケイレブ・アンソニーだ。
当時、2人は3人の養子を迎え入れた5人家族で、朝、娘を学校に送る前の一コマをSNSに投稿。
何気ない日常をとらえたその写真は世界中で拡散され、世界一有名なゲイパパとなった。
その後、なんと「ニコン」のキャンペーンに起用!更なる話題を呼んでいた。
そんなSNS発の有名ファミリーとなったが、一時、コーデイル&ケイレブは破局。
その後は復縁し、今では新たに1人の男の子を迎え入れ6人家族となった。
現代のお手本ともいえるモダンファミリー。
そんな一家を起用した「Acne Studios」のクリエイティブディレクターは、起用の理由をこう話した。
「我々は家族というテーマを長年考えてきました。Acneがクリエイティブ集団だった頃からずっとみんなのことを家族だと思ってきましたから、ぜひ今の時代のモダンファミリーを表現したいと思ったのです。(中略)『普通の家族』という概念はないんですよ。だって、みんな普通だから」
ゲイカップルがファッションブランドの広告に起用されることは多いが、ゲイパパ、また実際のゲイファミリーがフィーチャーされることは極めて少ない。
コーデイル&ケイレブ一家は、世界中のゲイ&レズビアン家族のロールモデルとなることだろう。