グッチやフェンディといった、名だたるメゾンブランドのコレクションに引っ張りだこのスーパーモデル、テディ・クインリヴァン(Teddy Quinlivan)が、トランスジェンダーであることをカミングアウトした。
テディ・クインリヴァンといえば、先日開催されたNYコレクションでは、コーチ、マーク・ジェイコブス、ダイアン・ヴォン・ファステンバーグ、ジェレミー・スコットのランウェイに登場。
現在開催中のミラノコレクションでも、ヴェルサーチ、フェンディ、グッチといった、世界的メゾンブランドのショーに出演する超人気モデルだ。
そんな彼女は、トランスジェンダー女性であることをカミングアウト。
16歳で性別移行手術を行い、それ以来ずっと女性として生活し、ファッションモデルとなった。
そんな彼女は、今のタイミングでカミングアウトした理由について、現在のトランプ政権への非難を込めてこう語っている。
「現在アメリカの政治情勢が理由で、わたしはトランスジェンダーを公表することにしました。私たちはオバマ政権下ですばらしい進歩を遂げましたが新政権(トランプ政権)が誕生して以来、ある種のバックラッシュが続いています」
「トランスの人々の、特に有色人種のトランスジェンダー女性への暴力が続いています。これは私がトランスジェンダーとは何か?を知りさえもしなかった頃からずっとです。これはとても危険な状態です。私は幸運にも今の立場(モデル)にいます。これを生かすことが本当に大切なんです」
自身の立場を生かし、トランスジェンダー差別や暴力への問題提起を行なったテディ。
そんな彼女は、カミングアウト後すぐに出演したNYコレクションにて、最もインスタグラムのフォロワー数が増加したファッションモデルとなった。(*インスタグラム社の調査結果)
今後のテディの活躍・活動に目が離せない。