アメリカで最近発表された調査によれば、人の幸福度は50代から大きく向上することがわかった。
『米国科学アカデミー紀要』に掲載された論文によると、米国の30万人を超える参加者に「ストレス」「心配」「幸せ」といった生活における要素について評価してもらい、それらの回答を分析。
その結果、男性・女性ともに全体的な生活の充足感は傾向として50歳代前半までは下降しているが、そこから再び上昇するようなのだ。
面白いことに、「ストレス」や「心配」の数値は、18歳〜21歳と22歳〜25歳の間に急激に上昇するが、年齢が上がるとともに下り、50歳代半ばで急減。
「心配」の数値は40歳代後半まで横ばいで、その後緩やかに減少し始める。
そして「怒り」の数値は、30歳代で最高レベルになり、年齢とともに下降。
「悲しみ」は30歳代半ばから50歳代前半にかけて多少増加し、その後減少する。
つまり、「ストレス」「心配」「怒り」「悲しみ」といった幸福度を下げる要因は、50歳を境にすべて減少する。
よって、50代以降は幸福度が上がるというわけだ。
研究者らはこの上昇の要因として、「知恵が増すこと」「高齢者は否定的な記憶より肯定的な記憶を思い出しやすいこと」など、さまざまな要因があるのではと推測している。