ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)所属のアイザック・ハンフリーズ選手が、ゲイであることをカミングアウトした。
これはNBL選手で史上初めてのこと!
ハンフリーズ選手は、「メルボルン・ユナイテッド」に所属する24歳のプロバスケットボール選手。
Twitterにて、チームメイトへのカミングアウト動画を公開した。
カミングアウトの理由についてハンフリーズ選手は、新しいチームに移籍したことで、チームメイトに知ってほしいためだと語る。
「チームに入るなら、公にカミングアウトして、アスリートだからといって隠さなくても生きていけるということをみんなに知ってもらおうと思いました」
「自分らしくいたい。これが私の人生の目的だとわかったので、ベストを尽くします」
また、過去にはセクシュアリティに悩み自殺を考えたこともあるそう。
「自分らしくいられなくなり、命を絶とうとしました。私がここまで落ち込んで、あの状態になった主な理由は、自分のセクシュアリティと、自分がゲイであるという事実を受け入れることにとても苦しんでいたから」
「自分のことが嫌いになり、嫌になりました。バスケットボールの環境の中で、そんな自分にはなれないと思いました。しかしプライドと幸せと喜びに満ちたコミュニティーに身を置いたとき、目が冷めました」
現在では自身を受け入れ、そして他の人のお手本になりたいと語っている。
「世界には毎日苦労し、立ち上がる方法を知らず、存在する方法を知らない人が多くいるのが事実です。そして私はその気持ちを知っており、それらの人々を代表したいのです」
「それが私の目標です。自分が誰であるか、何をしたいかに関係なく、なりたい自分になれるということを人々に知ってもらうことです」
「ビッグ・アイスであってもゲイであれるし、偉大なバスケットボール選手でも、ゲイであれる。やりたいことは何でもできるんだ」
このハンフリーズ選手のカミングアウト動画は、Twitterで250万回近く再生され、世界中から反響と応援の声が寄せられている。
— Isaac Humphries (@IsaacHumphries7) November 15, 2022