バレエ界の奇才マシュー・ボーンの傑作バレエ『シンデレラ』が、10月3日~14日の日程で、東京・渋谷の東急シアターオーブにて日本初上演される。
マシュー・ボーンは、バレエ界、演劇の世界で知らない人はいないほど世界的に有名なイギリス人コンテンポラリーダンス振付家、演出家。
イギリスで最も権威のある演劇賞「ローレンス・オリヴィエ賞」を5度も受賞したほか、トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人。
それら功績が認められ、2001年にはイギリス王室より「大英帝国四等勲士」、2016年にはナイトの称号を叙勲している。
マシュー・ボーンの特徴として、古典バレエ劇をゲイテイストに仕上げることで知られている。
全員男性バレエダンサーが白鳥を演じた代表作『白鳥の湖』は、2003年、2014年に来日公演が行われ、チケットが即ソールドアウトするなど高い人気をみせた。
ディズニー作品で知られる童話『シンデレラ』も、マシューテイストにガラリとアレンジされている。
舞台は第二次世界大戦下のロンドン。
シンデレラは意地悪な継母や姉妹・兄弟たち、車椅子の父親と暮らしている。
地味で冴えないシンデレラは、ある日、ケガを負ったパイロットと出会い恋に落ちる。
そんなシンデレラのもとに、エンジェルがやってきて彼女を変身させ、かぼちゃの馬車ならぬモーターバイクで、お城のパーティではなくダンスホールへと向かうのだった。
当時ウェストエンドに実在した「カフェ・ド・パリ」という有名なダンスホールが舞台となっている。
そこでシンデレラとパイロットは運命の再会を果たすが、12時の鐘が響く中、空襲が2人を襲い、シンデレラは元の姿に戻って爆弾に倒れてしまう。2人は再び離れ離れに。
シンデレラが残して行った片方の靴を手に、パイロットはシンデレラを探す旅がはじまるのだった――。
以下、予告編。
ストーリーを知るだけでも引き込まれてしまう!
今回も劇中にゲイのキャラクターが登場するとのことで、そちらにもぜひ注目してほしい。
4年ぶりの来日かつ最新作の公演とあって、チケットは完売必須。お見逃しなく!