2018/09/19

世界のプライド旅。アツい「バルセロナ・プライド」体験レポ

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あなたは海外のプライドに行ったことがあるだろうか?

日本や台湾など、アジア圏のプライドに参加したことある人は多いだろうが、欧米のプライド参加者はぐっと少ないだろう。

 

もし海外のプライドを見るなら、プライドの発祥地NYやサンフランシスコなども良いが、今回オススメするのはスペイン最大の観光都市バルセロナのプライドだ。

 

今回は、ジェンクシー編集部が体験したプライドレポをお届け!

 

パレードだけじゃない!街をあげてのお祭りさわぎ

「バルセロナ・プライド」は、毎年25万人以上を動員する、欧州随一の巨大プライド。

今年は6月29日・30日の2日間にわたって開催され、のべ38万人が訪れた。なんと経済効果は84億円以上(6500万ユーロ)以上だとか!

 

プライド会場は、バルセロナの中心地「スペイン広場」。

カタルーニャ美術館をバックにした最高のロケーションだ。

 

 

 

 

 

会場には、奥のメインステージにむかって左右100近いブースが立ち並び、多くの人で賑わっている。

 

ブースを覗くと、そのほとんどが地元LGBT団体のブース(HIVの予防啓発団体、LGBTの旅行会社など)になっている。

企業ブースでは、フィットネス企業「エニタイム・フィットネス」、電子タバコの「アイコス」、スパークリングワインのブランド「TRUE COLOURS」、その他にもコスメブランド、旅行会社、ホテル、地元の飲食企業などさまざま。

 

印象的だったのは、大手企業ブースとLGBT団体のブースが全く同じサイズだったこと。

当たり前のことだが、プライドの主役はLGBTコミュニティ。その点バルセロナ・プライドはコミュニティファーストな印象を強く感じた。

 

名物・ハイヒールレース

 

 

 

バルセロナプライドの名物イベントの一つ「ハイヒールレース」は、その名の通り、ハイヒールを履いて50m走をするというもの。

参加者は2グループに分かれ、それぞれのグループの一番手が最後に一騎打ちを行い優勝者を決定する。

 

 

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圧巻の走りをみせ優勝したのはこちらのゲイ男性!

 

10cm以上のウェッジヒールで走る姿はもはやランナー!彼には優勝賞金250ユーロが贈られた。

 

 

 

 

ドラァグや様々なパフォーマーのショー

 

 

 

メインステージでは、2日間ともにドラァグクイーンや各種パフォーマーによるショー、パンツブランドによるファッションショーまで、様々な催しが開催された。

 

「ドラァグエキシビジョン」と題したイベントでは、バルセロナのクイーンたちによるパフォーマンスが繰り広げられた。

スペインらしいフラメンコのリップシンクから、おなじみル・ポールのナンバーまで、爆音と歓声がスペイン広場中に鳴りひびいた。以下の動画も合わせてチェック!

 

 

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パンツブランドのファッションショーも!

 

 

 

ステージでは、パンツブランド「アディクティッド(ADDICTED)」のファッションショーも開催。日本でも人気が高いアディクティッドだけど、実はバルセロナ発祥のブランドって知ってた?

 

ショーでは、マッチョなラテンイケメンたちがランウェイ!

ドラァグが脱がすパフォーマンスがあったりと会場は大盛り上がり。セクシーなショーは以下のインスタ動画からチェックして。

 

 

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欧州随一の巨大パレード!

プライドのメインイベント、パレードは6月30日(土)に開催。

今回は取材ということで特別に「アクセルホテル」のフロートにのせてもらったのだが、同ホテルはスペインでは知らない人はいない有名なゲイ専用ホテル。

そしてホテルのキャッチコピーはなんと ”ヘテロフレンドリー”(異性愛者も歓迎)と書かれてあるのだ。

 

 

 

 

ゲイフレンドリーならぬ、ヘテロ(異性愛者)フレンドリーとはおそるべしスペイン…!日本ではちょっと考えられないほどゲイ権利が進んでいる。

 

そんなこんなでフロートに乗り、パレードに参加。

 

パレードではのべ約6万人が参加し、30以上の豪華なフロートが街を爆音で大行進!

マリア・クリスティナ通りには数万人の人がおしよせ、大規模なお祭り騒ぎに!

 

 

 

 

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フロートには現地のドラァグクイーンやGOGOボーイたちが華をそえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

フロートの華やかさだけでなく、街行くひとたちもみんなプライドルック!

さりげなくレインボーを取り入れたファッションや、情熱の国らしくトップレスな男女も大勢いた。

もちろん、ラテン系イケメンも大量にね♡

 

 

 

 

 

プライド全体の来場者数はのべ38万人を超えており、これは東京レインボープライドの2.5倍の規模!

木曜から始まる前夜祭から、土曜のプライド、アフターパーティーに至るまで、3日間連日連夜お祭りさわぎだった。

 

 

 

 

***

 

一見すると単なる大規模なお祭りのようにみえるが(その面もあるが)、今年のプライドのテーマに「LGBTI Refugees(LGBTIの難民たち)」をかかげている。

世界的にLGBTの権利が認められているように感じる一方で、いまだに80ヶ国近くの国と地域で、同性愛は違法、投獄、迫害の対象になっている。

 

またそれらの国からの”難民”としてバルセロナに移住するLGBTIが一定数いるそうだ。

バルセロナでは、欧州随一のLGBTフレンドリー都市として、そんなLGBTIを受け入れ、そして誰もが自由に愛することの権利をプライドを通して訴えている。

 

このように、年に一度LGBTIであることを盛大にセレブレーションしつつ、意義深いプライドを開催をしているバルセロナ。

やはり、欧米をはじめ世界中から人々が集まる理由があると肌で感じた。

 

 

 

 

バルセロナ・プライドは毎年6月最終週~7月1週目にかけて開催されているので、気になった人はぜひ来年足を運んでみて!

ちょうど6月〜8月は日が長いので、プライドはもちろんのこと観光のベストシーズンだ。

 

バルセロナの観光については、スペイン観光局の公式サイトにも様々な情報があるので合わせてチェックしてみて。

 

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