女優・コメディアンとして活躍するオープンリーレズビアンのエレン・デジェネレスが、5月16日、各界で最も活躍したセレブリティを讃える授賞式『ティーン・チョイス・アワーズ』に登場した。
エレンは『最も支持されたコメディアン(Choice Comedian)』賞を受賞。その授賞式のステージで見せた、短いながらも感動的なスピーチが話題になっている。
エレン「この賞に選ばれたことはとてもうれしいわ。でも私の人生には、選ばれなかった時がありました」とエレンは語り始める。
「私は選ばれる側とは、真逆の立場でした。なぜなら、私は周囲とは違っていたから。だから私は、みなさんに伝えたい。今あなたが周囲と違うと感じているものは、いつか将来あなたを際立たせるものだということを。だから、人とは違うことを誇りに思って、自分らしさだと信じてください。」
「最も大切なことは、まさにあなたが自分自身であることを受け入れることです。人と違うこと、ユニークであるということは本当に大切なことだから」
スピーチの終わりは、妻である女優ポーシャ・デ・ロッシに結婚7周年の感謝の気持ちを伝え締めくくられている。オープンリーレズビアンとして、エンタメ業界で確固たる地位を築いてきたエレンのメッセージには重みを感じる。
余談だが、今回のエレンのスピーチで思い出すのは、今年2月のアカデミー賞授賞式でみせたグレアム・ムーアの名スピーチだ。LGBTを含めた全ての子供達へ向けた感動的なスピーチを、見逃した人は是非ともチェックしてほしい。
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