2020/04/10

ドイツ・ミュンヘンの山小屋感あふれる熊系ゲイバー「エーデルハイス」

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ドイツのミュンヘンに旅行しました、がぅちゃんです。ドイツの典型的な大衆酒場「クナイペ」の雰囲気もガッツリ味える、漢たちのゲイバー「エーデルハイス」を紹介します。

 

世界で最も住みやすい都市の一つ「ミュンヘン」

ミュンヘンはドイツで3番目に大きな都市です(1位ベルリン、2位ハンブルグ)。南部のバイエルン州の州都であり、人口は約150万人と、京都くらいの規模があります。

 

 

ミュンヘン裏名物「バイエルン像/Bavaria Statue」。

 

ヨーロッパでは常に人気最高クラスの都市で、Monocle誌による、2018年の「世界で最も住みよい都市/The Most Livable City In The World*」では世界1位になりました。

 

 

ミュンヘンのランドマーク「マリエン広場」。

 

*ちなみにこの時の2位は東京で、ドイツ北部のハンブルグと首都のベルリンも、もれなくトップ10入りしています。

 

世界的に有名なミュンヘンの名物や名所

 

世界最大規模のビールの祭「オクトーバーフェスト」

 

「オクトーバーフェスト」という名前自体は、日本でも「ビールの祭」として認知されるようになりましたが、世界最大規模のオクトーバーフェストが開催されるのが、このミュンヘンです。一般的には、これが本家のように考えられています。

 

 

 

 

テントの中で、ひたすら飲んで歌って踊り続ける。

 

ミュンヘンのオクトーバーフェストは毎年9月〜10月の間に開催されます。開催地となる広大な空き地「テレージエンヴィーゼ/Theresienwiese」には、約600万人の参加者が集まると言われています。なお、冒頭の「バイエルン像」はここにあります。

 

 

バイエルン像から見た、テレージエンヴィーゼ(オクトーバーフェストの会場)。

 

ミュンヘンの代名詞「エングリッシャーガルテン」

ドイツの都市にはたいてい、ランドマーク化した広大な庭園が一つはあります。ミュンヘンの場合、それがエングリッシャーガルテン(Englischer Garten)です。園内には、世界的に有名なスポットがいくつかあります。

 

 

エングリッシャーガルテンの様子。

 

リバーサーフィンの名所「Eisbach」

川でするサーフィンを「リバーサーフィン」というのですが、園内を流れる小川(Eisbach)が世界的に有名なリバーサーフスポットになっています。連日、ギャラリーで賑わっています。現地では、日本で言うところの「奈良のシカ」くらい名物です。

 

 

リバーサーフィンの様子。

 

園内のヌーディストスポット(FKK)

「ヌーディズム」という思想はドイツ発祥と言われていて、ドイツ語で「FKK/エフカーカー」といいます。エングリッシャーガルテンは、日常的にヌーディストがくつろいでいる場所としても有名です。(さすがは本場といった様子)

 

 

ヌーディストが公然と存在している。

 

ミュンヘンのゲイシーン

現地でちょとしたランドマークのようになっているゲイサウナ「サウナ・ドイチェ・アイヒェ/Sauna Deutsche Eiche」は、「ドイツ最大級のゲイサウナ」の呼び声が高い場所です。ホテルとレストランが合体しており、それら2つはゲイ以外の客にも人気です。

 

 

サウナ・ドイチェ・アイヒェの様子。

 

余談ですが、私は首都のベルリンに住んでいたことがありました。ベルリンに当時3つあったどのゲイサウナより、ミュンヘンのサウナ・ドイチェ・アイヒェの設備は充実していました。冗談抜きで、1日過ごせそうでした。

 

ミュンヘンの熊系ゲイバー「エーデルハイス」

ミュンヘンのゲイシーンは「ミュラー通り/Müllerstraße」を中心に展開しています。そんなミュラー通りの交差点にあり、ホテル・ドイチェ・アイヒェからも約1kmと徒歩圏内なのが、熊系ゲイバーの「エーデルハイス/Edel Heiss」です。

 

 

ミュラー通りの交差点。(エーデルハイスは写真右から2軒目)

 

店名は「エーデルワイス」とかけていて、語感をカタカナにすると「エーデルホット」のようになります(Heiss=Hot=セクシー)。エントランスにあったポスターに、ドイツの民族衣装「レーダーホーゼン」の姿で山を背に立つ男が描かれていたのが印象的でした。

 

 

エーデルハイスのポスター。日本語だと「しこしこうどん」のような味わいがある名前。

 

余談ですが、日本でもおなじみの優しい曲「エーデルワイス」は高山植物の名前で、ドイツ語で「高貴な白」を意味します。ドイツ陸軍山岳部隊の行進曲にも「それはエーデルワイス/Es war ein Edelweiss」という、有名な曲が存在します。

 

 

 

 

「おぉ! 最愛の女に花-エーデルワイス-を!」のような、良くも悪くも「漢」な歌。

 

山小屋のようなエーデルハイス

店内は盛り上がっていて、「地元の熊系ゲイたち御用達!」と言わんばかりの憩いの場となっていました。エーデルワイスは山(アルプス)を想起させるためか、「山小屋」のようなコンセプト(?)も感じました。

 

 

エーデルハイスのエントランス。

 

エーデルハイスの中の様子。実際に温まっている。

 

実際に頭の上がお花畑。

 

ドイツのビールジョッキのディスプレイ。さすがはミュンヘンのクナイペ(大衆居酒屋)。

 

店内にはレインボープライド(CSD)の記念写真があったりして、このお店がコミュニティとして栄えている様子が伺えます。掲示物には、ゲイの難民に関するポスターなどもあり、ヨーロッパならではといった様子。

 

 

レインボープライド(CSD)の記念写真

 

セーフセックス啓発ポスター。

 

トイレにあったアダルトグッズの自販機。(ドイツあるある)

 

ゲイの難民に関するポスター。表記は英語とアラビア語。

 

エーデルハイスは「おっさん」のためのゲイバー

この「おっさん」という言葉は、中年や熊系のゲイコミュニティにおいて「位の高い表現」だと思っています。このエーデルハイスは、まさに「おっさんのゲイバー」。私含め、好きな人にとってたまらない場所です。平均年齢は40歳以上といったところでしょうか。

 

 

エントランスにはハッキリと「男性オンリー」と書いてある。

 

店内にダークルーム(ハッテンスペース)はありませんが、近くにクルージングバーが複数あるので不要といった様子。毎週木曜日はヒゲハッピーアワー(?)があり、ヒゲのある人は20時〜22時半まで二杯目のビールが無料です。排他的でない雰囲気だったので、おっさんや熊系でなくても、落ち着いて飲めるゲイバーだと思います。

 

 

見るからに「クナイペ/大衆居酒屋」な雰囲気が良い。

 

エーデルハイス
店舗情報

 

 

 

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