2025/06/05

【旅コラム】トルコのイスタンブールでゲイバーはしご酒(後編)

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イスタンブールの音楽バーにて。

 

旅ライターのがぅちゃんです。

 

トルコ最大の都市「イスタンブール」でアメリカ人の彼氏と旅行していたとき、夜にトルコ人のゲイと3人で遊ぶことになりました。3人でゲイバーをはしご酒をしているとべろんべろんになってしまい、目が覚めるとサウナの中でした(なんでそうなった)。

 

この記事は、イスタンブールのサウナで目が覚めるまでの記録の後編です前編はこちら

 

 

「今日の夜、3人(凹凸、凹凸、凹凸)だけどうまくいくかな!?」と、アメリカ人の彼氏がケバブを食べながら心配しています。

 

 

ケバブその1「イスケンデル・ケバブ」。ヨーグルトとトマトソースで食べる。

 

ケバブその2「フィスティクリ・ケバブ」。肉にピスタチオが混ざっている。

 

「ていうかケバブって色々あるんやな」と、彼の心配をガン無視したがぅちゃん。

 

「『ゲイに無関心な人がデタラメに言うオカマ』くらいデタラメにケバブって呼んでたってことか」と、反省しだす始末。

 

2人とも会話が噛み合ってないですが、ごちそうさまの時は2人して「ケバブ辛くなくてよかったね凹凹」と言えたので、考えていることは同じだということがわかります。

 

 

ケバブ屋のエントランスにいた店員さん。用心棒かと思った。

 

ケバブ屋がある通り(イスティクラル通り)の雰囲気。

 

彼がゲイアプリで知り合ったトルコ人のゲイと待ち合わせすべくやってきたのが、イスタンブールきっての繁華街「ベイオール」にある「イスティクラル通り」。

 

イスティクラル通りでは、歩行者天国が約1.4kmつづいており、お祭りのような人だかりで、建物には国旗が飾られています。

 

「レインボープライドみたいやな」と思っていたら、「毎日がレインボープライドだな!」と彼。2人ともすでに酔っていたので、ちょっとお祭り気分になります。

 

 

国旗がでかい。

 

「あ、琴欧洲(ことおうしゅう)来た!」

 

と、アメリカ人の彼氏が叫ぶまで、これから会うトルコ人のゲイのあだ名が彼の中で力士の「琴欧洲」になっていたなんて、知らなかったです。(雑で申し訳ないです)

 

彼をひとめ見て「凸であってほしい」と願ったことはさておき、彼はイスタンブールでゲイ向けのツアーガイドをやっているそうで、流れでゲイバーに連れていかれることに。

 

「もしこれがぼったくりバーの客引きやったらやばいな」と疑っていましたが、気持ちよく酔っていたので、「もうええでしょ」という感じではありました。

 

 

道端で売られていたムール貝。

 

人気のない道をゆく。

 

連れていかれた謎バーにて。キュウリとミカンを肴に、ウォッカのソーダ割りを飲む。

 

「え、この謎バー、ゲイバーなん? ていうかお金払ってないけど大丈夫?」と、いろいろ怖い感じではありましたが、無事にお店を出ることができてしまい、びっくりします。

 

 

次のお店へと続く階段。

 

謎バーの次に連れていかれたのが、「穴場のゲイバー」として紹介された音楽バーの「Rocinante Cafe Bar」。

 

ツアーガイド(仮)のなじみのお店だそうで、ぼったくられていると信じるがぅちゃんからするとびびるしかない雰囲気の中、ダンサーやシンガーによるパフォーマンスを鑑賞します。

 

 

音楽バーのステージで踊るダンサー。

 

音楽バーのステージで歌うシンガー。

 

お酒はウォッカのソーダ割り(とナッツ)。

 

音楽バーのショーは、プロによるものなのかアマチュアによるものなのか、泥酔していてハッキリわからなかったですが、プロだと感じられる見応えでした。

 

お酒のいきおいで「写真OKですか?」とお店の人に聞いてみると、「いいにきまってるやろイチイチ聞くな、日本のマナーが通用すると思うな」と言われてしまいました。

 

「ところでこのお酒はいくら?」とツアーガイド(仮)に聞くと、「もうええでしょ」みたいな態度をとられてしまい、またしても怖いおひらきとなります。

 

 

そしてゲイクラブへ。

 

「さっきのお会計まじでどうなった?」なんて考える余裕のない酩酊状態で入店したのが、イスタンブールきってのゲイクラブ「Tekyön Club」。

 

どうやって入店しかよく覚えてないですが、店内でサッカー選手みたいな男たちが揺れていたことは覚えています。

 

 

ゲイクラブ「Tekyön Club」の雰囲気。

 

「でもやっぱサッカーより相撲がええな。ここはがぅちゃんの土俵ちゃうわ。」と偉そうにグチりながらお店の外に出ると、アメリカ人の彼氏が1人で待っていました。

 

というのも、がぅちゃんが「ゲイクラブどうしても覗きたい」とごねたので、サッカー選手に興味のない彼は、外でケバブを食べながら待っていてくれたそうです。

 

 

外のケバブ屋。

 

「そういえば新宿二丁目でもケバブ食べてはったな」と、懐かしい気持ちになります。(たわいもない事ばかり覚えていて恐縮です。)

 

「ところで、ツアーガイド(仮)はどこ行った?」と聞くと、「帰っちゃった!」とのこと。お別れするときに、ツアーガイド代&飲食代(適正価格)を彼がまとめて払ったそうです。

 

「まじか、ていうかありがとう、そしてあの人ほんまにツアーガイドやったんか」とつぶやいたとき、体はハマム(トルコのサウナ)にありました。

 

 

ハマムのマッサージの例。

 

ハマムでうたたねしてしまい、夢の中で昨日のことを思い出していたのでした。

 

「昨日の夜、あのあとホテルに直帰して爆睡して、起きてすぐ2人でハマムに来た」という流れ。ツアーガイドが「ゲイサウナ」としておすすめしてくれた場所です。

 

 

ゲイサウナとしておすすめされたハマム(の個室)。

 

「ホテルで3人でオイルレスリングする(前編参照)」という最初の願いは叶いませんでしたが、ハマムでは3人どころか30人くらいの乱闘にまきこまれてしまい、満身創痍となります。

 

アメリカ人の彼氏が、ぬるぬるになったお尻をかきながら、「これずっと言いたくて我慢してたんだけど、ハマムはゲイサウナじゃないよ! そもそもサウナはフィンランド発祥で」

 

…とかいろいろ言ってきましたが、もうええでしょ。

 

前編はこちら:

【旅コラム】トルコのイスタンブールでゲイバーはしご酒(前編)

 

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