アメリカのワシントンD.C.に旅行しました、がぅちゃんです。
地元のゲイたちで満席御礼な「ゲイブランチ」で有名な、日曜の「アニーズ」。ワシントンD.C.のバックグラウンドやゲイシーンと共に紹介します!
アメリカの首都「ワシントンD.C.」は、国土の東側にある「東海岸/イーストコースト」と呼ばれるエリアに位置します。
東海岸には、ハーバード大学のある「ボストン」や、自由の女神がある「ニューヨークシティ」があります。
ワシントンD.C.は人工的につくられた「計画都市」なので、地理事情が特殊です。2つの州の中間に、線で区切られたような形で存在します。
日本の関東地方で例えるならば、「東京の足立区」と「埼玉の越谷市」が合体して首都になったような感じでしょうか。
ワシントンD.C.は政治の中枢なので、東京の「永田町」や「霞ヶ関」のような場所もあります。
アメリカの大統領が暮らす「ホワイトハウス」は観光地としても人気。その住所「ペンシルベニア通り1600番地」は、「世界で最も有名な住所」とも言われています。
博物館の「スミソニアン博物館」も世界的に有名で、映画「ナイトミュージアム2」の舞台としても知られています。
厳密には、「スミソニアン博物館の国立航空宇宙博物館」のように、それぞれが独立した博物館のようにして機能しています。なお、すべて入場無料です。
やはり首都ということもあり、ワシントンD.C.は「教養が高くてリベラルな都市」といった様子。
2008年の時点で、LGBTの世帯の割合は国内最高だったとされています。「セクシュアリティを隠す」必要はあまりないようで、LGBTの人々のプレゼンスは高かったです。
毎年6月には、ワシントンD.C.でもレインボープライドが開催されます。「首都プライド/Capital Pride」と呼ばれていて、約25万人が参加します。
都市圏全体を含むと人口は約600万人で、大阪の倍以上あります。
娯楽はワシントンD.C.に一極集中といった様子なので、ナイトライフは活発です。
ダウンタウンの「デュポンサークル/Dupont Circle」というエリア周辺に、ゲイの娯楽施設も集中します。
アニーズの正式名称は「Annie’s Paramount Steak House」。
あくまでも「ステーキハウス」ということなので、「アメリカの一般的なレストラン」と言ってよいと思います。現地では「アニーズ/Annie’s」の愛称で親しまれています。
アニーズは、ほぼゲイエリア内の大通り(17th St)に面しているので、目立っています。
知名度も高く、「ワシントンD.C.のゲイたちの間でアニーズを知らない人はいない」と言えるほど、有名だと思います。
アメリカでは、日曜日の昼に友人や家族とブランチ(朝食と昼食が合体した食事)を食べる習慣があります。
日曜日の昼のアニーズはゲイの客で混雑していて、勝手に「ゲイブランチ」と呼ばれるほどの現象となっています。
やはり本業はレストランなので、紛うことなき定番アメリカ料理をがっつり味わえます。
ブランチではオムレツなどの軽いメニューが一般的ですが、アニーズではハンバーガーやサンドイッチなどもポピュラーな印象。
私が食べたのが「プライムリブ・フレンチディップ/Prime Rib French Dip」というメニュー。
「フレンチディップ」は、グレイビーソース(デミグラスソースのようなスープ)に「ステーキサンドイッチ」を浸けて食べる、アメリカ料理です。
アニーズの「プライムリブ・フレンチディップ」を日本料理で例えると、「牛丼に味噌汁をかけて食べる」ような感じでしょうか。
「サンドイッチをスープにつけて食べる」なんて日本でやったら怒られそうなので、背徳感のあるオイシさでした。
アニーズは1948年創業。2020年で建国244年のアメリカでは、もはや老舗の立ち位置です。今となっては、ゲイコミュニティ内だけでなく、地域を代表するローカルレストランとしても愛されています。
グッズは記念Tシャツの他に、ペンや帽子なども売っていました。