アメリカ・マサチューセッツ州に滞在しています、ライターのがぅちゃんです。
東海岸のマサチューセッツ州の州都・ボストンにある老舗ゲイバー「イーグル/Boston Eagle」は、アメリカの伝統的な大衆酒場「ダイブバー」としても有名。地域の様子とともに、ダイブバー兼ゲイバーのイーグルを紹介します。
日本の早口言葉でもたまに聞く「マサチューセッツ州/Massachusetts」ですが、じつはアメリカ人にとっても、ややこしい名前(綴り)の一つ。インディアンの部族のひとつ「ワンパノアグ族」の言葉だと考えられています。
マサチューセッツ州は、アメリカの東海岸(いわゆるイーストコースト/East Coast)にあります。イーストコーストと言えばヒップホップのジャンルとしても有名で、おもにNY出身のラッパーたちが築いてきた音楽と考えられています。
のっけから脱線気味ですが、マサチューセッツ州は、実際には「東海岸」よりも「ニューイングランド地方/New England最大の州」としての印象が強いです。そんなマサチューセッツで最大の都市かつ州都が、ボストンです。
ボストンはニューイングランド地方最大の都会。人口は約70万人で、ニューイングランド地方全体の首都のように考えられています。「ニューイングランド地方のボストン」を日本で例えると、「西日本の京都・大阪」のような感じ。
ボストンは……ロンドンを目指してる大阪ってかんじ…… #アメリカの街並み pic.twitter.com/8aNStJXXrm
— がぅちゃんUSA (@panda_no_blog) September 3, 2020
マサチューセッツ州はリベラルという印象が強く、アメリカで最初に同性婚が認められた州でもあります。そんな州の州都であるボストンでは、日常的にレインボーフラッグやレインボーアイテムを目にします。
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そんなボストンで老舗ゲイバーのような立ち位置なのが「ボストン・イーグル/Boston Eagle」 。ボストンの中でもダウンタウン&ゲイエリアとしての印象が強い「サウスエンド/South End」にあります。
「ダイブバー/Dive Bar」とは、決してお洒落ではなく、なんだったらみすぼらしく、安価でオールドスタイルなアメリカのバーのこと。どちらかというとネガティブな意味で語られることもありますが、「古き良き、味のあるバー」という認識もおおいに存在します。
アメリカの伝統的な大衆食堂が「ダイナー」だとすれば、 夜の大衆酒場は「ダイブバー」といった感じ。ダイブバーはボストンには数件しか残っていないと言われており、イーグルはゲイバーにも関わらず「ダイブバーの名店」と考えられていることがあります。
世界的に、「Eagle/イーグル」の名がつくゲイバーは「レザー系・熊系」であることが多いです。ボストンイーグルもそういった路線ですが、ごりごりのレザーよりはダディー系な趣で、地元の中年のゲイたちに根強い人気があるといった様子。
ボストンのイーグルは、現在はコロナの影響で臨時休業中。ボストンでは、店内で調理した食べ物を提供する飲食店のみ、食べ物と一緒にお酒を提供することが許されています。つまり厨房で料理しないバーは、営業が困難な状況。