2020/09/16

アメリカの大衆酒場“ダイブバー”スタイルのゲイバー「イーグル」

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アメリカ・マサチューセッツ州に滞在しています、ライターのがぅちゃんです。

 

 

赤い部分がマサチューセッツ州/MASSACHUSETTS。Image by TUBS

 

東海岸のマサチューセッツ州の州都・ボストンにある老舗ゲイバー「イーグル/Boston Eagle」は、アメリカの伝統的な大衆酒場「ダイブバー」としても有名。地域の様子とともに、ダイブバー兼ゲイバーのイーグルを紹介します。

 

 

イーグルの店内のイーグル。隣には(たまたま)日本国旗。

 

マサチューセッツ州の州都・ボストン

日本の早口言葉でもたまに聞く「マサチューセッツ州/Massachusetts」ですが、じつはアメリカ人にとっても、ややこしい名前(綴り)の一つ。インディアンの部族のひとつ「ワンパノアグ族」の言葉だと考えられています。

 

 

ワンパノアグ族の暮らしを紹介する動画。

 

マサチューセッツ州は、アメリカの東海岸(いわゆるイーストコースト/East Coast)にあります。イーストコーストと言えばヒップホップのジャンルとしても有名で、おもにNY出身のラッパーたちが築いてきた音楽と考えられています。 

 

 

イーストコーストの代表的な曲。NYCのきびしい暮らしを綴る、エッセイのような作品。

 

のっけから脱線気味ですが、マサチューセッツ州は、実際には「東海岸」よりも「ニューイングランド地方/New England最大の州」としての印象が強いです。そんなマサチューセッツで最大の都市かつ州都が、ボストンです。

 

 

ボストンは「緑が多い都会」というイメージが強い。

 

「海の町」でもある。

 

ボストンはニューイングランド地方最大の都会。人口は約70万人で、ニューイングランド地方全体の首都のように考えられています。「ニューイングランド地方のボストン」を日本で例えると、「西日本の京都・大阪」のような感じ。 

 

 

 

 

マサチューセッツ州はリベラルという印象が強く、アメリカで最初に同性婚が認められた州でもあります。そんな州の州都であるボストンでは、日常的にレインボーフラッグやレインボーアイテムを目にします。

 

 

ゲイフレンドリーな都会の教会。@Old South Church

 

レインボー仕様の水陸両用車(ボストンダックツアー/Boston Duck Tour)。

 

レインボーフラッグのデザインがどんどんアップグレードされていく。

 

ブラック・ライヴズ・マター(BLM/Black Lives Matter)との混合バージョンも。

 

ふつうの家で掲げられていることもある。

 

関連記事|アメリカ・ボストンの地域色が強いゲイフレンドリーレストラン「ディーバー」>>

 

ボストンのダイブバー兼ゲイバーの「イーグル」

そんなボストンで老舗ゲイバーのような立ち位置なのが「ボストン・イーグル/Boston Eagle」 。ボストンの中でもダウンタウン&ゲイエリアとしての印象が強い「サウスエンド/South End」にあります。

 

 

サウスエンドで有名なピザ屋「ピコ・ピザ」。

 

べらぼうにうまいアメリカンピザが味わえる。

 

サウスエンドの選挙の知らせ。中国語の表記がある。

 

「ダイブバー/Dive Bar」とは、決してお洒落ではなく、なんだったらみすぼらしく、安価でオールドスタイルなアメリカのバーのこと。どちらかというとネガティブな意味で語られることもありますが、「古き良き、味のあるバー」という認識もおおいに存在します。

 

 

イーグルの外観。

 

エントランスより目立っている、頭上の鷲。

 

イーグルのエントランス。

 

店内の雰囲気。

 

お約束(?)のビリヤード台もちゃんとある。

 

アメリカの伝統的な大衆食堂が「ダイナー」だとすれば、 夜の大衆酒場は「ダイブバー」といった感じ。ダイブバーはボストンには数件しか残っていないと言われており、イーグルはゲイバーにも関わらず「ダイブバーの名店」と考えられていることがあります。

 

 

バーカウンターの様子。

 

頭上には飛行機や車のおもちゃが舞う。

 

「壁を埋めていくにつれてこうなった」みたいな、成り行きまかせな雰囲気も心地いい。

 

メジャーリーグ「ボストン・レッドソックス」のエンブレム。

 

映画「Ted」はボストンが舞台。

 

世界的に、「Eagle/イーグル」の名がつくゲイバーは「レザー系・熊系」であることが多いです。ボストンイーグルもそういった路線ですが、ごりごりのレザーよりはダディー系な趣で、地元の中年のゲイたちに根強い人気があるといった様子。

 

 

囲めば誰もが常連になれそうなテーブル。

 

奥にゲーム機がおいてある。

 

地元の新聞も。

 

鷲(=イーグル)と、首都・ワシントンDCのゲイバー「イーグル」のはりがみ。

 

ワシントンDCの「イーグル/DC Eagle」の雰囲気。

 

ボストンのイーグルは、現在はコロナの影響で臨時休業中。ボストンでは、店内で調理した食べ物を提供する飲食店のみ、食べ物と一緒にお酒を提供することが許されています。つまり厨房で料理しないバーは、営業が困難な状況。

 

 

本来のイーグルは、濃いめで硬いウォッカソーダをプラスチックコップで出してくれる。

 

2020年8月時点のイーグル。

 

営業再開をいのるばかり。

 

Boston Eagle
・営業時間 15〜2時(土曜は13時、日曜は昼12時オープン)
・住所:520 Tremont St, Boston, MA 02116

 

 

ゲイバー「イーグル」の地図。

 

 

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