アメリカのニューイングランド地方に滞在しています、ライターのがぅちゃんです。アメリカ最小の州・ロードアイランド州の州都「プロビデンス/Providence」。
現地の概要や名所を説明しつつ、地域を代表するゲイバー「Mirabar」を紹介します。
「ロードアイランド州/Rhode Island」は、アメリカ北東部の「ニューイングランド地方/New England」に含まれる州のひとつ。ロードアイランド州はアメリカで最も小さな州で、人口は約100万人。面積は日本の佐賀県ほど。
面積が日本の4つぶんもあるアラスカ州を有するアメリカでは極小なロードアイランド州ですが、州都「プロビデンス/Providence」はアメリカ国内でも著名な都市。都市人口は約18万人で、ニューイングランド地方では第3位の規模(1位ボストン、2位ウースター)。
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プロビデンスには世界的に有名な美大があり、「ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン/RISD」 といいます。アメリカ最高峰の美術系大学であり、「美大のハーバード」などと呼ばれることもあります。
余談ですが、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインは、日本の美大の交換留学先としてよく名前を見る大学。また2012年には、スタジオジブリの高畑勲(たかはたいさお)に名誉博士号を授与したことでも知られています。
プロビデンスのあるロードアイランド州は、アメリカで最もゲイフレンドリー( LGBTフレンドリー)州のひとつ。そもそもニューイングランド地方自体にリベラルなイメージがあります。同地方のマサチューセッツ州は、アメリカで最初に同性婚を認めた州です。
プロビデンスはゲイに関する娯楽も充実しており、ゲイバー、ゲイクラブ、ゲイサウナなどといった施設が一通りあります。ボストンは同地方で最大の都市にも関わらずゲイサウナが無いのですが、プロビデンスには2軒もあります。
「ハッテン場はどこか」「ゲイサウナはどこか」といった質問に対し、「プロビデンスに行け」はよくある回答なので(じぶん調べ)、プロビデンスはニューイングランド地方のハッテン難民(?)の窓口のような状態……といった印象を受けなくもないです。
ゲイ娯楽を求めて他の州から人がやってくるプロビデンスを代表するゲイバーが「Mirabar/ミラバー」。ニューイングランド地方でゲイバーがある都市は限られているので、ロードアイランド州を代表するゲイバーと言ってよいかもしれません 。
ミラバーはアメリカのゲイバーとしては王道の、ショットバー/パブ形式。日本のゲイバーのようにスナックのようなスタイルではありません。毎日午後3時からオープンしており、地域のゲイたちの憩いの場のような状態。
日曜は13時からオープンしており、無料で軽食が提供されているときもあります。私が訪れた時はたまたまビュッフェが展開しており、バーというよりレストランのような印象を受けました。 (これだったら昼からでも行くわ、という感じ)