旅ライターのがぅちゃんです。ゲイ向けでは無いけれど…ゲイたちにおすすめしたいエッジの効いたお店を紹介する連載企画〈GAYめし〉。
今回は京都のダウンタウンにあるヴィーガンラーメン屋「ヴィーガンラーメン・ウズ・京都」を紹介します。
京都観光の定番スポットのひとつに、「京都御所/きょうとごしょ」があります。はるか昔、天皇が住んでいた家です。(昔の)皇居とでも言いましょうか。
そんな御所を有する広大な公園「京都御苑/きょうとぎょえん」の南側には、ハッテン場があるとかないとか。京都御苑の右下のカドからすぐのところに、「ヴィーガンラーメン・ウズ・京都」はあります。
(多めに見て)ほぼほぼダウンタウンだけど、ギリギリダウンタウンではない。ヴィーガンラーメン・ウズ・京都があるのは、そういう場所です。
ダウンタウンとは「四条河原町/四条河原町」を指します。これについては議論の余地はないです。京都の人は「四条」「河原町」「マチ」とか呼んだりします(地域・年齢・個人差あり)。
ヴィーガンラーメン・ウズ・京都は、駅でいうと、「京都市役所前(地下鉄)」と「神宮丸太町(京阪)」の中間にあります。
なのでどちらも最寄駅。四条河原町からの距離は1kmほどなので、徒歩圏内です。なお、京都のゲイ娯楽は、四条河原町の「木屋町通/きやまちどおり」に集中しています。
ヴィーガンラーメン・ウズ・京都はけっこう普通の住宅街にあるので、たまたま通りすぎることはあまりないお店です。
「メゾン〇〇〜」みたいな名前がついてるタイプのマンションの1階にありますが、ただならぬオーラを発しています。発しているというか、内部の「映像作品」が外に漏れています。
その光景を見て「ラーメン屋」と推測できる人は、よっぽどの天才か、グーグルであらかじめお店を調べてココへたどり着いた人でしょう。
この地域はアートギャラリーも多いので、「ギャラリー」といわれたほうがしっくりきます。というか実際に、ヴィーガンラーメン・ウズ・京都はアートギャラリーでもあります。
店内では、お台場や豊洲で最近ブイブイいわしている「チームラボ」の映像作品が鑑賞できます。
店舗設計をチームラボが担当しているので、映像作品を鑑賞するために特化した空間となっています。
でも、ラーメンが食えるのも、紛れもない事実(というかラーメン屋だし)。動物性食品を使用しない、「ヴィーガン/Vegan」のラーメンです。
ラーメン以外のメニューもあり、料理はすべてヴィーガン。品数はミニマルで、「一品」「ラーメン」「デザート」から、合計8品のみ。
ドリンクも同じくらい厳選されていて、京都のクラフトジン「季の美」といったローカルアイテムが味わえます。
ワンドリンクオーダー制で、入店時にもろもろのルールを教えてもらえます。
ヴィーガンラーメンは4種類あります。「深緋/こきあけ(醤油)」「山吹/やまぶき(辛味噌)」「海松/みる(クロレラ)」「蘇芳/すおう(花山椒辛味噌のつけ麺)」。
ラーメンのメニューのてっぺんに記載されていた醤油ラーメンの「深緋」を食べたのですが、簡潔に感想をいうと「シイタケとニンニクのラーメン」という感じでした。
ヴィーガンラーメン・ウズ・京都は、座席がトリッキーです。スクリーンを挟んで両脇に8席ずつの、全18席。入店待ち必須という感じでした(アトラクションの順番待ちみたいな感覚)。
3人グループよりは2名や1名のほうが、早くラーメンにありつける様子。
雰囲気はバー。アンビエントな音楽(というか効果音)が終始流れていて、他人の声は聞こえやすいです。
「あッ、えッ、おいしぃ」という男女の声がBGMに溶けていく環境。ワイワイ飲み食い、という場所ではなさそうです。ロウキーでセクシーなリアルに良さげです。