旅ライターのがぅちゃん >>です。
ゲイ向けでは無いけれど…ゲイたちにおすすめしたいエッジの効いたお店を紹介する連載企画〈GAYめし〉。
今回は京都の南禅寺のちかくにあるカフェ「ブルーボトルコーヒー・京都カフェ」を紹介します。
「ブルーボトルコーヒー/Blue Bottle Coffee」はアメリカのカフェチェーンです。といってもスターバックスほど巨大ではなく、店舗は世界に40軒ほどしかありません。
アメリカ以外の店舗はほとんど日本に集中していて、東京に16店、京都に3店、神戸に1店あります(2021年5月時点)。
ブルーボトルコーヒーは、いわゆる「サードウェーブ」と呼ばれるタイプのカフェです。「第3世代」と呼んだほうがわかりやすいかもしれません。
いちおう、「ファーストウェーブ=インスタントコーヒーの大量消費ブーム」「セカンドウェーブ=美味しいチェーン店ブーム(スタバなど)」「サードウェーブ=質重視」と考えられています。
そんなサードウェーブを代表するカフェチェーンと考えられているのがブルーボトルコーヒーです。
京都では、コロナ禍でも人気が衰えていないという印象。京都の街を歩いていて「なにこの行列」となって見てみるとブルーボトルコーヒーだった、というのが、1ヶ月に2回ほどありました(だから覚えた)。
それがブルーボトルコーヒーとの出会いだったのですが、そんな感じで、流行りがあっちからやってくるタイプのカフェです。つまり人気カフェ。
ちなみにその店舗は、京都のダウンタウンの「四条河原町」からすぐの「京都六角店」ですが、今回紹介するのはそれとは別の「ブルーボトルコーヒー・京都カフェ」という店舗です。
「ブルーボトルコーヒー・京都カフェ」は、関西の第1号店です。築100年+の京町家を改装した店舗ということで、他の店舗とは一線を画した雰囲気があります。
えらいもんで、京都のグルメ雑誌とかを見ると、しょっちゅう取り上げられています。ピンポイントでこの店舗が、京都を代表するカフェのひとつとして認識されている印象。
ブルーボトルコーヒー・京都カフェの近所には、京都の寺社仏閣の中でもかなり有名な「南禅寺」があります。
京都を代表する美術館の「京都市京セラ美術館」や、現代美術専門の「MtK Contemporary Art」がある文教地区もすぐ近く。
京都大学も近いので、私が学生の頃は「京大生のなわばり」という固定観念をもってこの地を訪れていました。
ブルーボトルコーヒーは、どちらかというとひとけの少ない通りにあるのですが、控えめだけど一目でそれとわかる看板があります。
奥へ進むと(ちょっと見えてるけど)、趣のある町屋にパリッとクリスタルクリアなガラスが張られた店舗が登場します。
エントランスで注文するスタイルで、コーヒー以外にも、ソフトドリンクや酒やスイーツなど売っています。
店内はイケイケではなく落ち着いた雰囲気ですが、緊張感のあるタイプではなかったです。お客さんは、大人の2人組が最も多かったように思います(MAX3人といったボリューム)。
ユニセックスな空間で、カミングアウトに抵抗を感じているゲイたちもデートにつかえそうな雰囲気だなと感じました。
ところで、京都のゲイバーは、四条河原町の「木屋町/きやまち」に集中しているのですが、ブルーボトルコーヒー・京都カフェから約2kmなので徒歩圏内です。
四条河原町から観光がてら南禅寺方面に歩くのは、そんなに珍しくありません。四条河原町とを行き来するバスも多いので、アクセスは不自由ではないはずです。