旅ライターのがぅちゃんです。
「あのお店すごかった」と、ゲイの友達に教えたくなったお店を紹介する企画が【GAYめし】。
「ホモ(homo)」や「少年愛(paederasty)」の語源の地・ギリシャより、首都のアテネで最も有名なケバブ屋「オータナシス」を紹介します。(ゲイスポット情報も!)
西洋では「同性愛の歴史の始まりの地」と考えられている、古代ギリシャ。「ホモ(homo)」や「少年愛(paederasty)」という言葉のルーツです。
ちなみに「レズビアン」という言葉は、ギリシャのレスボス島(Lesbos)が由来です。
現在のギリシャは、ヨーロッパ屈指の観光大国。観光収入がGDPの1/4と言われており、LGBTQツーリズムでも人気の行き先です。
南ヨーロッパでは、最もLGBTQフレンドリーな国のひとつ。
ギリシャの首都・アテネを代表する観光地が、世界遺産「パルテノン神殿」。古代ギリシャに関する最重要スポットです。
パルテノン神殿が建つ丘が「アテナイのアクロポリス」。丘ごと世界遺産であり、アテネで最も人気の観光地です。
周辺の「プラカ地区」も有名です。パルテノン神殿を見にアテナイのアクロポリスに行き、プラカ地区で散歩する。というのが王道の観光ルート。
アテネの名物料理がケバブです。3種類あると言われています:スライス肉の「ギロス」、焼き鳥のような「スブラキ」、ミートボールのような「ケバブ」の3つ。
これらを提供する、アテネで最も有名なケバブ屋が「オータナシス(O Thanasis)」。
オータナシスの名物「タナシス・ケバブ」は、ピタパンの上に、ケバブ、生タマネギ、焼トマトが乗っています。美味しいです。
ムサカは、肉とナスとポテトの焼き料理(キャセロール)。家庭料理といった佇まいで、心が満たされました。
ヨーグルトディップのザジキは、チーズのように濃厚で粘度の高いヨーグルト。オリーブオイルからして美味です。ピタパンを無限に消費できそうでした。
オータナシスとアテナイのアクロポリスから2kmほど西にあるのが、ガジ(Gazi)。ゲイバーやゲイカフェやゲイサウナが集結しています。
ゲイカフェの「デル・ソル・カフェ(Del Sol Cafe)」は、朝から営業しており、地元の人たちの間でも人気の様子。
デル・ソル・カフェの近所には、アテネの名物ベア系ゲイバー「ビッグ・バー(Big bar)」があります。
訪れた際、店員さんに「あなた日本人?プスケクマダ知ってる?」と聞かれました。
プスケクマダ?
…というのも、店員さん曰く、漫画家の「熊田プウ助」が、過去にビッグ・バーでイラスト展を開催したそうです。
熊田プウ助なら知っています、ということで、楽しくおしゃべりできました。漫画「世界一周ホモのたび」を読んでいたかいがあります。(ギリシャで役に立つとは!)