昨年6月、ゲイであることをカミングアウトした元競泳選手のイアン・ソープ。
これまで計5つのメダルを獲得した競泳界のスターは、カミングアウトから1年半経った現在の心境をSunday Style誌のインタビューで語った。
恋愛でどんな人を求めているかと聞かれたソープは、「まずは頭がおかしくない人。あとはオーストラリア在住な人であれば。」と語り、「デートするのは思っていたより難しいよ…。『いったい普通な人はどこにいるんだよ!?』って感じ。僕はちゃんとしたデート経験が少ないから、不意打ちをくらうことが多いんだ。」
「別に僕が厳しく採点しているわけではないよ!だけど、実際変な人がいるんだからさ。」
ソープは、ゲイアプリや出会い系サイトではなく、伝統的な出会い方でデートをしているそう。しかし、これまで数人とデートしたが恋人に発展しなかったと語る。
インタビュワーは、「あなたの名声がデートの助けになったか、それとも妨げになったのか?」と尋ねると、「じゃあその言葉は、デートが上手くいかなかった時の言い訳で使わせてもらうよ(笑)」と冗談まじりに話している。
また、カミングアウトから1年半経った現在の心境についても明らかにした。
「カミングアウトは僕にとって第二の思春期なんだ。」と語り、16歳からセクシャリティに葛藤していた過去を振り返る。
「ゲイであることを望んでいるわけではないが、今となっては、全てを乗り越えた自分の人生を楽しむことができているよ。アップダウンはあるけど、次第に自分自身を受け入れている。これからの良き未来に期待してるよ。」
世界的成功を収めた33歳のオリンピックチャンピオンは、新しい人生をスタートさせたようだ。