
英語の漫談「スタンダップコメディ」をしている、がくひろしま(凹)です。スタンダップコメディアンと呼んでいただければさいわいです。
この記事では、2025年までに紹介したLGBTQの全スタンダップコメディアン(文末にリンクあり)のなかから、ゲイ男性として刺さった10人を独断と偏見で選んでいます。
1位は宇多田ヒカルゆかりのあの人です。
(*動画はすべて外国語につき、YouTubeの翻訳機能で日本語字幕ONにしての視聴がオススメ)
ノンバイナリーでアメリカ人のスタンダップコメディアンがボブ・ザ・ドラァグクイーン。『ル・ポールのドラァグ・レース シーズン8』の優勝者としても知られています。
ゲイ男性の滑稽な生態をいじるときに的を得ていておもしろいです。それでいて知性と教養が感じられるパフォーマンスなのが素晴らしいと思いました。
トランスジェンダーでアメリカ人のスタンダップコメディアンがフレーム・モンロー。ドラァグクイーンとしての活動でも知られています。
やんちゃなおっちゃんのラッパーみたいな喋り方で、おふざけを求める心がくすぐられます。トランスジェンダーをからかう空気を逆手にとっているようにも見えて痛快です。
トランスジェンダーのレズビアンで、ベトナム系アメリカ人のスタンダップコメディアンがロビン・トラン。
アジア人の男の子とアジア人のおかんの話などあり、筆者がアジア人男性ということもあり、一度見たら忘れられない存在です。
アメリカ人でレズビアンのスタンダップコメディアンがアイリーン・トゥ。2024年には東京でパフォーマンスしたことでも話題になりました。
クィアの自分の身におこる茶番にやれやれという態度でクレバーに反応していく芸風で知られています。女性の話ではあるけれど、クィアの人生として共感できる聞き応えでした。
フランス人でレズビアンのスタンダップコメディアンがシャーレー・スアニョン。社会の茶番を人種とセクシュアリティの観点で皮肉っていくスタイルで知られています。
人種とセクシュアリティを使ったボケ方など、アジア人でゲイのスタンダップコメディアンとして参考になります。あと、声が江戸川コナンに似ていて親近感がわきます。
オーストラリア人でレズビアンのスタンダップコメディアンがハンナ・ギャズビー。2017に発表したライブ『Nanette』でエミー賞を受賞したことでも話題になりました。
白人男性への攻撃にも見える彼女の表現を見ていると、「うわ、わかるかも。」という気持ちと、「男性でいてごめんなさい。」という気持ちになります。
韓国系アメリカ人でバイセクシュアルのスタンダップコメディアンがマーガレット・チョー。レジェンドと言ってもよい人物です。
「おばちゃんによるアダルトなクレヨンしんちゃん」みたいな見応えで面白いです。昔、アメリカのゲイバーでライブしていたのを見逃してしまって、今でも後悔しています。
イスラエル出身のユダヤ系*アメリカ人でゲイのスタンダップコメディアンがモディ・ローゼンフェルド。(*ユダヤ教信者、またはユダヤ教につながりのある人々。)
「ユダヤ系アメリカ人向けのスタンダップコメディの最高峰」のように認識されていることもありますが、そのままゲイネタに切り替えても確実に笑いをとっていて、尊敬に値します。
40代でレズビアンとしてカミングアウトしたことでも知られる、アメリカ人のスタンダップコメディアンがワンダ・サイクス。
黒人と白人、外国人と自国人、夫婦喧嘩、などの人気エンタメ要素がリミックスされた贅沢な味わいで、『イクサガミ』くらい面白いと思いました。
レズビアンでアメリカ人のスタンダップコメディアンがティグ・ノタロ。
宇多田ヒカルが自身のライブ『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018』の中で、制作のインスピレーションになったとして触れている人物です。
宇多田ヒカルが言及していた、乳がんと診断された話のライブ音源では、「ささやかなエラーをいじってるとばれずにいじっていく」という芸風が神がかっていると思いました。