突然ですが、あなたはアナルセックス前に正しい「浣腸」ができているだろうか?
一般的な浣腸といえば「シャワ浣」だけど、学校で教わらないし、誰かに教えてもらったこともない。
みんな独学なので、意外にも間違った浣腸をしている人が多いのだ。
そこで今回は、正しい3つの浣腸方法と、5つの注意点を解説。
アナルセックス初心者はもちろんのこと、洗っても「出ちゃうことがある…」と悩める人まで必見だ。
世間一般の「浣腸」とは、肛門から液体を入れることで腸内を洗浄したり、便秘の人が便を出す医療目的で行われる。
しかし、アナルセックスをする人にとっては「前準備」として行われるため、本来の浣腸とは違う目的だということを理解しよう。
一般的な浣腸
・本人|便秘で悩んでいる
・目的|便をうながす目的で浣腸
・洗う部分|大腸
セックスのための浣腸
・本人|正常な状態
・目的|セックス目的で浣腸
・洗う部分|直腸
つまり、一般的な便秘解消の浣腸は「大腸」、セックスのための浣腸は「直腸」と、洗う部分が異なっている。
大腸と直腸については、下の図を見てほしい。
直腸は成人男性だと約20cmほどで、アナルセックスではこの「直腸」にペニスを入れる。つまり直腸だけを洗えていれば問題ないのだ。
洗う部分がわかったところで、実際の浣腸方法を3つ紹介していこう。
一番ベーシックな浣腸方法はこちら。シャワーホースを使って行う浣腸を「シャワー浣腸」(通称:シャワ浣)という。
手順は以下。
①トイレを済ます
②シャワーヘッドを外す
③ぬるま湯を肛門に当て、直腸内にお湯を入れる
④直腸内にお湯がたまったら、それを出す
⑤3~4の手順を数回くり返す(目安:3回程度)
シャワ浣のメリットはその手軽さ。
逆にデメリットは、シャワーの水圧が強いため、直腸よりも奥に水が入る可能性が高い。S状結腸を超えて水が奥まで入ると、あとで便が水に溶けて流れてくる可能性がある。弱い水圧を心がけて。
また、③〜④の手順を何度もやりすぎると、たとえ水圧が弱くてもS状結腸より奥に水が入る可能性が高い。3回程度を目安に ”洗いすぎない” を意識してみて。
浣腸をするための道具「浣腸器」でお尻を洗うこともできる。
手順はこちら。
①トイレを済ます
②浣腸器にぬるま湯を入れる
③先端を肛門に入れて、直腸内にお湯を入れる
④直腸内にお湯がたまったら、それを出す
⑤3~4の手順を数回くり返す(目安:3回程度)
手順はシャワ浣とほぼ同じ。
浣腸器のメリットは、自分で水圧を調整できるので、奥まで水が行くことを防げる。
逆にデメリットは、外出時だと持ち歩かないといけないため少しだけ面倒。(どれもサイズは少し大きめ)
浣腸器はAmazonなどネットで多く販売されている。
日本では「シャワ浣」が主流だが、世界的にみると「ソープ浣腸」が主流。
これは指にソープをつけて肛門&直腸の入り口を軽く洗い、シャワーで洗い流すというもの。
手順はこちら。
①トイレを済ます
②ボディソープ(またはコンディショナー)を指にぬり、肛門をほぐしながら指を挿入
③指が届く範囲内を軽く洗う
④シャワーで流す。指で軽く肛門を開きながら、水を伝わらせていく。何回かするとソープがなくなると終了。
シャワ浣派からするとソープ浣腸は難しいが、慣れればこちらの方が合うという人も多い。
最大のメリットは、シャワーヘッドを外さなくても浣腸できる点だ。
ホテルなど場所によっては「(え…シャワーヘッドが外せない…!!)」という絶対絶命の状況におちいった人もいるはず。そんな時はソープ浣腸のテクが使える。
もう一つのメリットは、水がS状結腸より奥にいくことはないので、後から便が溶ける可能性が少ないことだ。
ソープ浣腸は中指が届く範囲(8cm程度)までしか洗うことができないが、その範囲で十分。
普段洗い過ぎな人はソープ浣腸がオススメ。
注意点としては、一般的なボディソープは洗浄成分が強いため、直腸など粘膜を洗うのに向かない場合が多い。
低刺激やデリケートゾーン用のボディソープを使うか、もしくはコンディショナーを使うのも一つの手。
コンディショナーは洗浄成分が入っておらず油分メインなので、粘膜を傷つけることなく洗うことができる。
もちろん粘膜が荒れやすい人もいるので、もしソープ浣腸をしてみて合わないと思ったら辞めよう。
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