6月2日にヴァニティ・フェア誌の表紙を飾った話題のトランスウーマン、ケイトリン・ジェンナー(元ブルース・ジェンナー)が、米スポーツ界のアカデミー賞といわれるESPY賞を受賞することが分かった。
ケイトリン・ジェンナーは、元十種競技で金メダルを獲得している国民的スター。キム・カーダシアンの義父として米リアリティー番組にも出演していた彼女は、今年3月にトランスジェンダーであることをカミングアウト。以後、性別適合手術で女性に性別を変更、名前もブルースからケイトリンに改名した。
ESPY賞の委員会によると、「彼女の逆境に直面する強さ、危険に直面する勇気、それらの信念を讃えて、特別賞であるアーサー・アッシュ・カレッジ賞を贈ります」と発表している。
このアーサー・アッシュ・カレッジ賞は、スポーツ界における功績と、スポーツの垣根を越え活躍するアスリートに贈られる、ESPY賞の特別賞だ。
昨年は、初の現役NFL選手でオープンリーゲイのマイケル・サム選手が受賞している。
なお、ESPY賞の授賞式は2015年7月15日に開催され、ケイトリンは性別変更後初となる公の場に姿を表すとして大きな注目を集めている。