2019/12/24

初めての台湾旅。台北在住ライターがおすすめする8つの楽しみ方

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日本の各都市から飛行機で2〜4時間ほどで到着できる国・台湾。

おいしくてちょっと不思議なローカルグルメの数々に、どこか懐かしいノスタルジックな街並み、心優しい人情味あふれる現地の人々… 一度知ったら忘れられない台湾の魅力に、あなたもどっぷり浸ってみませんか?

 

まだ行ったことはないけれど、何だか台湾が気になるという方へ。首都・台北への初旅行では、こんなことを楽しまれてはいかがでしょうか?

 

1. 台北駅周辺で、台湾の歴史に触れる。

 

 

 

台北の玄関口である「台北車站(台北駅)」から、台北を代表する有名スポット「中正紀念堂」にかけての一帯は、台湾の歴史建築が集まるエリア。

台北に到着したらまずは、台湾という国が歩んできた道のりを辿ってみましょう。

 

 

 

 

今からおよそ100年前、台湾の日本統治時代に建てられた「總統府」。

レンガ造りの外壁が目を惹く建物は、当時の日本人建築師がデザインを担当。現在も台湾総統のオフィスとして使用されており、国の政治を司るシンボルとして、台北の街を見守り続けています。

内部見学ができるチャンスもありますので、タイミングが合えばぜひ、建物内へも入場されてみてください。

 

中華民國總統府
住所:台北市中正區重慶南路一段122號
見学開放時間は、中華民國總統府ホームページをご参照ください。
地図:Googleマップ

 

 

 

總統府前を伸びる「凱達格蘭大道」は、毎年10月に台北で開催されているアジア最大のLGBTプライド「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」の集合&ゴール地点に指定される場所。

 

イベント当日は、10車線にも及ぶ道路が参加者で埋め尽くされる賑わいに!2019年は参加者20万人を記録し、過去最大のパレードとなりました。

 

凱達格蘭大道
地図:Googleマップ

 

 

 

凱達格蘭大道に面して広がる「二二八和平公園」もLGBTとの関連が深いスポット。

「新公園」の名前で親しまれていた50年ほど前までは、男性同士の出会いの場に。

当時の様子は、台湾の小説やドラマなどにも描かれており、公園入口のエントランスもレインボーカラーで彩られています。

 

二二八和平公園
地図:Googleマップ

 

 

 

やがて日本統治時代は終わり、中国大陸よりやって来た「中華民國」政府に統治されることとなる台湾。

「中正紀念堂」は、中華民国憲法施行後の初代総統である蔣介石氏を記念する目的で、今からおよそ40年前に建てられました。

記念堂内で毎日1時間ごとに行われる「衛兵交代式」では、軍から選りすぐりのイケメンが衛兵を務めるので必見ですよ。

 

中正紀念堂
住所:台北市中正區中山南路21號
開放時間:9:00〜18:00
地図:Googleマップ

 

2. 台北の2大パワースポットで、台湾式のお参りを体験。

 

 

 

節目となる日には、神様へのお参りを欠かさない台湾の人たち。参拝客のみなさんと一緒に、台湾式のお参りをしてみるのも、現地ならではの貴重な体験です。

 

 

 

 

台北でお参りに行くなら、有名なスポットは2つ。まずは、MRT龍山寺駅を出てすぐのところにある「龍山寺」へ。

龍山寺周辺は、台北で最も早い時期に栄え、かつては「艋舺」の名で親しまれたエリア。およそ280年前に建立され、今もなお人々からの厚い信仰を集めています。

周辺には創業50年以上の老舗グルメ店も数多く軒を連ねており、伝統グルメをお目当てに訪れる地元の方も少なくありません。

 

艋舺龍山寺
住所:台北市萬華區廣州街211號
開放時間:6:00〜22:00
地図:Googleマップ

 

 

 

MRT行天宮駅から歩いて5分の「行天宮」も、龍山寺と並んで台北を代表するお参りスポット。

三国時代の名将・関羽が祀られており、1日に1万人近くもの人々が参拝に訪れると言われています。

また、行天宮周辺は「算命(占い)」のお店が集まっていることでも有名。日本語を話せる占い師さんのお店もありますので、悩みごとや今後の運勢を相談しに向かうのも、行天宮ならではの楽しみ方です。

 

行天宮
住所:台北市中山區民權東路二段109號
開放時間:4:00〜22:00
地図:Googleマップ

 

3. 台北101から街を一望。おしゃれ男子御用達エリアでショッピングも。

 

 

 

 

街の全容を把握するには、高いところから眺めてみるのが一番!

台北の街のシンボル「台北101」89階にある展望台からは、台北の街を360°一望することができます。

展望台内には、世界トップクラスの高さを誇る台北101を、地震や強風の揺れから守る巨大な「ウィンドダンパー」を見学できるエリアも。

2019年6月からは、最上階101階の屋外展望台「SKYLINE 460」の開放も始まり話題となっています。

 

台北101
住所:台北市信義路五段7號
展望台開放時間:9:00〜22:00(最終入場時間21:15)展望台詳細は台北101ホームページをご参照ください。
地図:Googleマップ

 

 

 

台北101のお膝元に広がるのは、台北で最も発展著しい「信義」エリア。

高く空に向かって伸びる現代的なビルが立ち並び、現在も続々とニューオープンのスポットが登場しています。

新光三越や誠品書店、微風信義など、台北で最もデパートが密集する信義エリアは、おしゃれ好き台湾男子の御用達!

都会的な街並みの中で、思いっきりショッピングを楽しんじゃいましょう。

 

4. 台北一のグルメストリートと夜市で、おいしいローカルグルメを堪能。

 

 

 

台湾旅行の醍醐味は、何と言ってもおいしいグルメ!

台北にも、おいしいグルメ店が集まる注目スポットがたくさんあるので、存分に食べ歩きを楽しまれてみてください。

 

 

 

 

台北で一番有名なグルメストリートと言えば、MRT東門駅すぐの「永康街」。

小籠包の有名店・鼎泰豐の本店や、絶品マンゴーかき氷の人気店・思慕昔など、初めての台湾旅で味わっておきたい美食が目白押しです!

 

メイン通りから伸びる脇道へと入ってみると、閑静なお茶屋さんや、おしゃれなカフェなども。食べ歩きついでに、周辺をじっくり散策してみるのもおもしろいエリアです。

 

永康街
地図:Googleマップ

 

 

 

そして、夜のお楽しみは、何と言っても「夜市」!おいしそうな香りを漂わせるグルメ屋台がずらりと並ぶ夜市は、縁日さながらの賑やかさ。

ローカルグルメの宝庫でもあるので、気になるものを見つけたら、どんどんチャレンジしちゃいましょう。

 

 

 

 

台北最大の夜市「士林夜市」へは、MRT劍潭駅から歩いてすぐ。

世界中からお客さんが訪れる、台湾でも指折りの有名夜市では、毎夜お祭り騒ぎの活気を楽しむことができます。

 

おいしいグルメを楽しむなら、地下フードコートがある建物を抜けた先に広がる北側エリアへ。地元の人が訪れるお店がたくさん集まっているので、よりローカルな雰囲気を楽しめますよ。

 

士林夜市
地図:Googleマップ

 

5. おみやげ探しなら迪化街へ。おしゃれに生まれ変わったリノベスポットにも注目。

 

 

 

おみやげ探しには、MRT北門駅から歩いて6分ほどの「迪化街」がおすすめ。

老舗の乾物屋さんがずらりと軒を連ね、どのお店に入ろうか迷ってしまうほど。ドライフルーツやカラスミ、漢方アイテムなど、迪化街を訪れれば、台湾ならではのおみやげが一挙に入手できます。

 

 

 

 

迪化街の北側は、注目のリノベスポットが目白押しのエリア。昔ながらの趣を残しながら、上手にリノベーションを施した空間が続々と登場中!

 

レトロモダンなショップやカフェが増え、おしゃれ好きな台北っ子の間で、じわじわと人気が高まっています。

フード系おみやげはもちろんのこと、コスメや雑貨など、洗練されたデザインのアイテムがたくさん!

一味違った台湾おみやげをお探しの時や、普段使いにちょっといいものをゲットしたい時はぜひ。

 

迪化街
地図:Googleマップ

 

6. 旅の疲れは温泉でリフレッシュ!台湾男子に人気の温泉街へ。

 

 

 

実は台湾も、各地に良質な温泉が湧く温泉大国。台北市街から気軽にアクセスできる温泉地へ、旅の疲れを癒しに向かいましょう!

 

 

 

 

台北で一番有名な温泉街と言えば、MRT新北投駅を降りてすぐのところに広がる「北投温泉」。

日本を代表する旅館・加賀屋を始めとする、高級旅館が軒を連ねる温泉街として知られています。

旅館内の温泉は日帰り入浴が可能ですので、設備充実の大浴場でゆったりとカラダを癒されてみては?

 

 

 

 

温泉街の奥にある「地熱谷」も、温泉と合わせて訪れたい名所。

硫黄のにおいを感じる湯気が絶えず立ち上り、温度は90〜100℃に達するとも!源泉地を間近に観察できる貴重なスポットです。

 

北投温泉(地熱谷)
地図:Googleマップ

 

 

 

よりリーズナブルに温泉を楽しむなら、MRT石牌駅からバスで10分ほどのところにある「行義路温泉」がおすすめ。

陽明山の豊かな自然に囲まれる温泉街には、日帰りで露天温泉が楽しめる湯屋が立ち並んでいます。

「川湯溫泉養生餐廳」と「皇池溫泉御膳館」の2軒は特に有名で、台湾男子の間で人気のスポットとしても知られています。

 

行義路温泉
地図:Googleマップ

 

7. 西門町で、LGBTフレンドリーな夜を満喫。

 

 

 

アジア初となる同性婚が実現したばかりの台湾。そんな台湾に来たら、ぜひともLGBTフレンドリーなスポットへも足を運んでみたいですよね!

 

 

 

 

 

台北を代表するLGBTフレンドリーなエリアと言えば「西門町」。

MRT西門駅を出てすぐの「西門紅樓」裏側へとまわってみると、ゲイバーやゲイショップ、レストランなどが軒を連ねるオープンテラスが。

 

セクシュアリティも国籍も問わず、あらゆる人が自由に夜を楽しんでいる様子に、台湾ならではのオープンな空気を体験することができます。

とびっきりの賑やかさに浸りたいなら、金・土の夜に足を運ばれてみてください。

 

西門紅樓
住所:台北市萬華區成都路10號
地図:Googleマップ

 

 

 

また、台北指折りの繁華街でもある西門町は、若者の街としても知られるエリア。

アパレルショップにコスメショップ、書店に映画館にグルメ屋台と何でも揃っているので、夜遅くまで街歩きを楽しむにもピッタリです。

 

西門駅6番出口すぐには、2019年の「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」に合わせて設置されたレインボー横断歩道も!登場以来、大人気を博している西門町の新たなランドマークでは、記念撮影もぜひ。

 

8. 台北市街から1時間。ノスタルジックな金鉱の街・九份へ。

 

 

 

台北旅行に来たら、足を運ばない人はいないと言われるほどの「九份」へは、台北市街から台鐵(台湾鉄道)やバスで1時間。

 

かつて金鉱の街として栄え、映画の舞台としても描かれたこの街には、当時の様子を今に伝えるノスタルジックな風景が広がっています。

 

 

 

 

「九份老街」は、九份巡りの中心となるスポット。

通りの両側には、グルメ店やおみやげ店がところ狭しと並び、国内外からの観光客で大盛況!昔ながらの街並みや台湾北海岸の海を眺めながら、ゆっくりと台湾茶を味わえるお茶屋さんもたくさんありますので、ひとやすみに立ち寄られてみてください。

 

 

 

 

赤提灯がずらりと並ぶ長い階段が続く「豎崎路」は、九份観光のハイライト。

灯りがともり始める夕方頃から、街はより一層の盛り上がりを見せ始めます。

記念撮影をゆっくり楽しむなら、人波が比較的落ち着き始める午後8時以降がおすすめですよ。

 

九份(九份老街)
地図:Googleマップ

 

***

 

初めての台湾旅行おすすめの楽しみ方をご紹介しました。

2019年の年末年始海外旅行先ランキングでも1位となった、今大注目の目的地・台湾へ。みなさんもぜひ、お越しになられてはいかがでしょうか?

 

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