働くLGBTQの声を集めた雑誌『BE』が今年6月に創刊されることがわかった。
これは、CMでもおなじみの求人検索エンジン「Indeed」が、6月のプライド月間にあわせて行うもの。簡単に解説していこう。
そもそも、なぜ求人検索エンジンがLGBTQ向けの雑誌を作るのだろう?
実はストレートと異なり、ほとんどのLGBTQは職場でカミングアウトしていないため、働く上で悩みを抱えやすい。
たとえば──
・職場でゲイを笑う「ホモネタ」がある
・結婚や恋人の有無を聞かれる
・男らしさを押しつけるなどジェンダー観が古い
・付き合いで風俗に誘われる
・ヒゲNGなど、外見に対して厳しい
などなど。
業務に関係ないといって「まぁ…しょうがいないか」と諦めたり、一人で我慢している人も多いはず。
しかし、これらの小さなストレスは仕事のパフォーマンスを低下させる原因となり、個人にとっても会社にとっても悪影響を及ぼす。
誰もが働きやすい多様性のある社会実現に向けて、解決するべき課題なのだ。
そこで、求人検索エンジン「Indeed」では、働くLGBTQの声を集めて雑誌を作成。
作成した雑誌は、企業や働く一般の方に無料配布されることで、リアルな悩みをしっかりと企業側に伝えることができる。
現在、Indeedでは働くLGBTQの「声」を募集している。
たとえば・・・
・こんな職場になってほしい
・こんな発言はやめてほしい
・こんな取り組みをしてほしい
・服装、外見の自由を認めてほしい…等
あなたが感じる職場での悩み、そして希望を応募フォームから教えてほしい。
募集はこちらから。
そして、集まったリアルな声をまとめた雑誌『BE』を制作。
編集には、実際に活躍しているLGBTQ当事者が多数参加!
元女子バレー選手の滝沢ななえさん、ゲイの人気YouTuber・かずえちゃんらが参加予定だ。
もちろん、応募は匿名OKなので、どしどしリアルな声を教えて!
あなたのひと声が職場の環境や人事制度を変え、今よりも過ごしやすく、生きやすくなるかもしれない。
声の募集は5月31日(火)まで。
*雑誌を作成するにあたり「編集スタッフ」も募集しているそうなので、「我こそは」という方はぜひ応募してみて!(応募はこちらから)