10月17日、カナダにて大麻が合法化された。
ウルグアイに次いで世界2番目、先進国の中では初めてとなる。
大麻に関する法案では、21歳以上の成人はライセンスを取得した販売店で大麻を購入できるようになり、30gまでの所持が認められる。さらに世帯当たり4株までの大麻の栽培が認められるそうだ。
この大麻合法化は、カナダのトルドー首相が総選挙で掲げた公約の一つ。
大麻を商売とする犯罪組織への資金源を断絶し、大麻の栽培、流通、販売を法律の規制下に置くことを目的にしている。
カナダの大麻使用率の高さは世界屈指で、特に若年層に多い。
カナダ人は、医療目的と娯楽目的を合わせて年推定57億カナダドル(約4900億円)を大麻に費やしており、使用者1人当たりの金額はなんと年間1200カナダドル(約10万3000円)に上るという!
今回の合法化で、政府は年間4億カナダドル(約340億円)の大麻による税収を見込んでいるそう。
世界に目を向けると、世界ではじめて大麻を合法化したのはウルグアイで、一定の条件のもとで使用が認められている国は、ポルトガル、オランダがある。
またアメリカにおいても、カルフォルニア州、オレゴン州をはじめとするリベラルな9つの州で大麻はすでに合法。(州によって条件は異なる)
このように近年欧米では、大麻などの「ソフトドラッグ」は厳罰対象から外し、合法化する動きが活発になっている。