台湾にて、同性婚の是非を問う国民投票が11月24日に開催されることがわかった。
台湾ではすでに同性婚は認められていたが、その判決が覆るかもしれない危機的状況におちいっている。
台湾では昨年5月、台湾の最高機関「司法院」にて、民法に定められている「婚姻は男女間のみに認められる」という規定が、結婚の平等に反していると判断。よって同性間の婚姻を正式に認めた。
その後、2年以内(2019年末まで)に同性婚に必要な法整備を整えるはずだった。
しかし、同性婚に反対するキリスト教系の団体らが、台湾の中央選挙委員会に国民投票を行うべしとした署名を提出。
これにより、政府の法改正決定後にも関わらず、異例の国民投票が行われることとなった。
国民投票は、有権者の1/4以上が投票し、過半数が賛成すれば採択される。内容は全部で9件あり、そのうち5件が同性婚の是非を問うものだ。
このように、政府による決定がくつがえされる世界でも異例の事態。
アジア初の同性婚国となった台湾が危機的状況にさらされている。今後の行方に注目したい。