米・ニューヨークにて、2017年1月1日に新たに開通した地下鉄路線「セカンドアベニュー線」の「72丁目駅」にて、実際のゲイカップルを描いた壁画が設置され話題になっている。
新設された「セカンドアベニュー線」には全部で4つの駅があり、現代アーティストによる壁画が設置されている。
その中の一つ「72丁目駅」では、ブラジル人アーティスト、ヴィック・ムニズ氏(Vik Muniz)によるモザイク画アート「日常的に見かけそうな様々な人たち(Perfect Strangers)」が描かれており、その中の一つとしてゲイカップルの画が登場。
これは、実際のNY在住ゲイカップルPatrick KelloggさんとThor Stockmanさんだそう。
モデルとなった二人は、完成したアートについてこう語った。
「友人はゲイテーマのアートであることにとても喜んでくれました。しかしそれ以上に喜んだのは、描かれた絵がイケメンで痩せていないゲイ描写であるということです」
彼が話すように、ゲイ的なステレオタイプ(マッチョ、ハンサム、若い、オシャレ等)にとらわれない、ごくごく普通のゲイ二人を描いている点が画期的だ。
同アート壁画シリーズは、全部で36人の等身大の人物像が描かれており、ノーマン・ロックウェル調の温かみのある壁画がなんともNYらしい。
モザイク画のある「セカンドアベニュー線」の72丁目駅(72 Street Station)
ぜひ、NYに行く機会がある人は「72丁目駅」に立ち寄ってみてほしい。