トム・フォードがGQのインタビューでセックスや死生観についてユニークな発想を披露し、注目を集めている。
トムは常に死について考えているという。
「子犬を見て「この子犬本当に美しいなあ」と思うんだけど、次の瞬間には「でもこの犬も年老いて死ぬのか」と思ってしまう。だからこそ、その子犬はなおさら美しいのだけれど」
「僕は花が好きなんだ。美しいから。ただ花は1週間もしないうちに萎れてしまう。でも、だからこそ美しくないかい?全て、刹那的なんだ。全て、いつかは死ぬんだ」
ユニークな発想は死生観についてだけではない。セックスについてもだ。
トムいわく、「ノンケは一回でいいからウケをやってみるべき」だという。
「ウケることが女性の気持ちを理解するのに役立つと思うんだ。ウケは、とても脆くて、受け身なポジションだ。そして、合意の上に行われているとしても、セックスはとてもパーソナルな行為であり「侵略」でもあると思うんだ。男性がウケをすることによって、女性が人生に渡って経験することを理解し感謝することができるようになると思う。そしてそれは単に性的なことだけではなく、どのように世界が動いているかについての理解と感謝でもあるんだ。でも、ほとんどの男性は、そのことを全く理解してないと思う」
トムはセックスについての価値観を、幼い息子に読まれたくないため、インタビューに載せてほしくなかったという。ただ決して後悔はしていないそうだ。
理由は「トム・フォードをありのままに経験してほしいから」だという。