2017/12/25

ストレート男性2人が「同性婚」へ。その理由とは?

アイルランドにて、ストレート男性2人が「同性婚」を行なったことが分かった。英ガーディアン紙らが報じている。

 

アイルランドといえば、2015年に国民投票で同性婚が合法化された国だ。

そんな同国にて、ストレート男性同士でありながら「同性婚」を行なったのは、マット・マーフィーさん(83)とマイケル・オサリバンさん(58)の2人。

 

 

 

親友へ財産を残すべく選んだ「同性婚」

2人は30年来の親友であり、手段として「同性婚」を選んだ。それには、2人の辛い経験が関係している。

 

2人はかつて同じ会社で同僚として働いていたが、オサリバンさんは景気の悪化で家を失い、過去にはホームレスも経験している。

一方のマーフィーさんは、仕事こそ安定しているものの、巨細胞性動脈炎という難病に苦しんできた。

 

そんな中、マーフィーさんはオサリバンさんに「一緒に暮らさないか?」と提案したのだった。

ともに独身同士の2人は時折一緒に暮らすこともあったが、難病をわずらうマーフィーさんを介護してくれるオサリバンさんの存在は大きかった。

ただ、高齢のマーフィーさんは彼に介護してもらう費用を払うことができないため、持ち家をオサリバンさんに譲渡することにした。

 

オサリバンさんはこう話す。

「マットが言ったんだ。(介護してもらう)お金は払えないから、この家を僕に残すしか方法はないって。彼が亡くなっても、僕が住むところを失わずに済むからと」

 

しかし、他人であるオサリバンさんに持ち家を譲渡するとなると、5万ユーロ(約670万円)もの相続税がかかることになる。ということは、結婚してオサリバンさんが配偶者となれば相続税がかからなくなる。このことから、2人は同性婚することを決めたのだった。

 

同性婚はゲイ&レズビアンだけでなく、皆のための「結婚の平等」である

世話になった親友へ、財産を残すべく「同性婚」を選択したマーフィーさん。

オサリバンさんは以前女性と結婚した経験があり、マーフィーさんは今回が初めての結婚だそう。

 

オサリバンさんは結婚後こう話した。

「僕はマットを愛しています。そして彼も僕を愛しています。友達としてね」

 

また2人は、自分たちの結婚は、アイルランドで同性婚ムーブメントを起こしたLGBTコミュニティあってこそだとし、「ゲイやレズビアンは平等のために懸命に闘いました。(同性婚は)彼ら自身のためだけでなく、他のみんなの為にも平等をつかんでくれました」と敬意を払った。

 

2人の結婚式の様子は以下から。

 

 

ちなみに、現在世界中で起こっている同性婚ムーブメントのスローガンでは、「同性婚(Same-sex marriage)」ではなく「結婚の平等(Marriage Equality)」が使われている。

 

今回のストレート同士の結婚も「結婚の平等」と同じことだろう。

 

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