この10年間でさまざまなLGBTQ映画が公開されたが、その中でトップ10決めるランキングを「The Queer Review」が発表した。
このランキングでは、さまざまなアーティスト、映画の専門家、劇作家、作家、コミュニティの人物やLGBTアクティビストに10本を選出してもらい、それを元に総合ランキングを付けたものだ。
以下TOP20ランキング。
1 ムーンライト
2 タンジェリン
3 キャロル
4 BPM ビート・パー・ミニット
5 ウィークエンド
6 ゴッズ・オウン・カントリー
7 君の名前で僕を呼んで
8 湖の見知らぬ男
9 パレードへようこそ
10 アリーケの詩
11 Love, サイモン 17歳の告白
12 How to Survive a Plague(日本未公開)
13 ナチュラルウーマン
13 Pain and Glory(日本未公開)
15 キッズ・オールライト
16 アデル、ブルーは熱い色
16 女王陛下のお気に入り
18 ブルックリンの片隅で
18 お嬢さん
20 Portrait of a Lady on Fire(日本未公開)
20 ある女流作家の罪と罰
結果をみると、史上初のアカデミー賞・作品賞を受賞した「ムーンライト」が堂々の第1位に!
そのほか、最近日本でも上映された「ゴッズ・オウン・カントリー」「ウィークエンド」など、人気のゲイ映画がラインナップ。
アジア発だと、唯一ランクインしているのは18位の「お嬢さん(韓国)」のみ。
映画でいう「LGBTQ」はとてもニッチな分野だったが、この数年はクオリティ高い作品が数多く登場し、アカデミー賞など賞レースに絡む作品も増えてきた。
また、欧米だけでなく日本での劇場公開作品が増えたことも喜ばしい。
現在は2010年から10年が終わり、2020年代に突入するタイミング。
この年末年始は、この10年間の素晴らしい映画を見返してみてはどうだろうか。