ファッション界の大物写真家で、ゲイとして知られるブルース・ウェーバー(71)が、男性モデルへのセクハラ疑惑で提訴されたことが分かりました。
NY POSTら、米メディアが一斉に報じています。
現在アメリカでは、著名人のセクハラ疑惑が相次いでおり、エンタメ界では大きな問題になっています。
関連記事 >> セクハラ疑惑のケヴィン・スペイシー、各方面から非難殺到
そんな中、今度はファッション界のレジェンドと称されるブルース・ウェーバーにも疑惑が向けられました。
ウェーバーといえば、1982年のカルバン クラインを始め、アバクロ、ラルフ ローレンの広告写真で知られ、VOGUE誌やファッション業界からラブコールを受け続ける存在。
特徴的なモノクロ写真とそのタイムレスな魅力で、長年ファッションフォトグラファーのトップに君臨してきました。
そんなウェーバーを提訴した男性モデル、ジェイソン・ボイス氏の訴えによると、2014年、当時28歳だったボイス氏に、NYのスタジオで撮影時に全裸になるよう指示。
ウェーバーは、ボイス氏の腕を自分のペニスに押し付けたり、指を舐めるなどの愛撫、キスを強要。その際に、「君はどのくらい成功したいのかい?」と力関係を見せつけ、性的な行為を強要したといいます。
その後も、ウェーバーから執拗なセクハラまがいの連絡を受けたボイス氏は、ストレスでうつ状態に陥り、最終的にモデル業を諦めたそうです。
ウェーバーの主な被写体は「美青年」「犬」「ヌード」であり、男性ヌードの先駆者として知られています。そんな巨匠のセクハラ問題に、業界では衝撃が走っています。
また、大物写真家のセクハラ疑惑といえば、先日、写真家のテリー・リチャードソンも告発されており、それを受けたVOGUE誌の運営元コンデナスト社は、「氏を今後一切起用しない」と発表しています。
エンタメ業界のみならず、ファッション業界にも著名人によるセクハラ問題が吹き荒れそうです。