元アメリカ大統領ジョン・F・ケネディに、ゲイの親友がいたことが明らかになった。
そして、その彼はあのホワイトハウスに自分専用の寝室を持っていたようだ。
ケネディ元大統領と親友カーク・レモイン・ビリングス(通称レム)は、高校時代に知り合って以来、生涯に渡って友情関係にあったそうだ。
そんな2人について書かれた本「ジャックとレム-語られていない驚くべき友情-」では、ほとんど知られていない二人の友情(愛?)について書かれている。
レムは、ケネディの大統領選の選挙運動の運営を手伝い、結婚式では案内役を務めるほど、二人は切っても切れない仲にあったという。
本の著者であるデイビッド・ピッツによると、二人は相当親しい関係にあり、お互い会えない期間は、長い手紙を書き合っていたのだとか。しかもレムは、あのホワイトハウスに自分専用の寝室を持っていたという。
レムはゲイとしてカミングアウトすることはなかったが、ケネディ元大統領とレムの共通の友人である新聞編集者のベン・ブラッドリーは、彼がゲイであることを認めた。
「レムは、ゲイとして知られていたよ。ジャック(ケネディ元大統領)にゲイの友達がいると知った時、俺は感銘を受けたね。みんなレムがゲイであることを知っていたけど、そういうことは話せない時代だったから。」
ケネディ元大統領とレムの親しい関係について、ケネディ元大統領の妻ジャクリーンも言及している。
ケネディ一家は敬虔なカトリック信者だったが、それでも二人の関係は続いた。
2009年のインタビューにおいて、ピッツは「二人の友情はとても深く、性的指向を超えていた。」「レムは、ケネディ元大統領にとって30年も親交のある、家族以外の世界で最も近しい人だった。彼はただのゲイ友達ではない。」
「ケネディ元大統領と近しい人でさえ、レムのことを知らなかったこともあるんだよ。例えば、ケネディ元大統領の側近テッド・ソレンセンは、いつもレムのことをホワイトハウスで見かけていたらしいけど、まさかレムがホワイトハウスに自室があって、大半をそこで過ごしていた事実を知らなかったんだ。」
「それが、二人の愛情の深さを証明しているよね。」ピッツは二人の関係が友情以上であると語る。
また、作家ジェリー・オッペンハイマーは、著書「ロバート・F・ケネディ-夢に潜む暗い闇-」において、「二人はオーラルセックスを行い、ケネディ元大統領はもっぱら受ける側だった」と、驚くべき記述をしている。
ケネディとレムは単なる友情関係にあったのか、それとも友達以上だったのか??
レムは、ケネディが暗殺された18年後(1981年)に他界。2人の謎は闇に包まれている。