元祖ゲイアイコンといわれる伝説のミュージカル女優、ジュディ・ガーランドを描いた映画『ジュディ 虹の彼方に』が、来年3月6日(金)に劇場公開が決定した。
ジュディ・ガーランドは、ハリウッド黄金期を象徴する映画『オズの魔法使』(1939年公開)で、17歳にして一躍スターダムを駆け上がり、その波瀾万丈の人生と圧倒的なステージパフォーマンスで伝説の女優とされた。
本作は、ジュディが47歳で急逝する1968年の冬・ロンドンが舞台。
ジュディはハリウッド黄金期を支える一方、ショービジネスの裏側で少女時代の全てを奪われ、波乱の女優人生を送っていた。
47歳で急逝する前の最期の日々、起死回生を賭け、命を燃やし尽くしたと語り継がれる、20世紀最高のステージが開幕する──。
世界中で行われているLGBTプライドの原点である「ストーンウォールの反乱」は、ジュディの死のショックによる影響ともいわれている。
当時ゲイたちに絶大なる人気を誇っていたジュディは、「ストーンウォールの反乱」直前の1969年6月22日に急逝。
27日にはストーンウォール近くの教会で葬儀が行われ、その夜は店内が感傷的な空気に包まれており、日付が変わって28日深夜に行われた警察の強引な手入れに反抗し、ゲイ&トランス2000人規模の大規模反乱へと発展した。
すべての要因ではないものの、ジュディによる多大な影響は69年当時から今でも受け継がれている。
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本作でジュディ役を務めるのは、『シカゴ』や『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズで知られるレネー・ゼルウィガー。
全曲を自ら歌い上げ、持てる全てを注ぎ込んだ魂の演技で、早くも本作でアカデミー賞受賞確実との呼び声も高い。
『ジュディ 虹の彼方に』は、2020年3月6日(金)より全国劇場公開される。