2020/03/17

世界で2人目「HIVの完治」が報告

  • facebook
  • Twitter
  • line
  • はてなブックマーク
  • Copy

以前も記事で紹介したが、英ロンドン在住のHIV陽生の男性が、世界で2人目となる「HIV完治」が確認されたことがわかった。

 

ケンブリッジ大学の研究チームが、今月10日に医学誌「ランセットHIV」に掲載。

 

 

 

 

2例名の完治例となったのは、ロンドン在住の男性、アダム・カスティエホさん(40)。

 

カスティエホさんは、2003年にHIV陽性の診断を受け、12年からHIV治療(抗レトロウイルス)で治療を続けていたが、その後に悪性リンパ腫が見つかったため、16年に幹細胞移植手術をうける。

 

移植した際にHIV治療を中断していたが、中断から2年半が経過しているにも関わらず、活性ウイルスはすべて陰性だったいう。

研究チームは2年半もの経過観察を行い、この度「世界で2例目のHIV完治例」として発表した。

 

極めてレアなケース

しかし、なぜウイルスが抑えられたのか?

これは移植したドナーが、HIVに耐性をもつ変異遺伝子を持っていたためという。この遺伝子変異をもつ人の割合は欧州人で1%未満と極めて珍しい。

 

HIV完治」は素晴らしいニュースではあるが、今回のケースは極めてレアケースであり「多くの人が対象になるものではない」と、研究チームはのべている。

 

ちなみに、現在は医療の発展により、たとえ完治せずとも、早めにHIV治療(抗レトロウイルス薬)を続けていれば、ウイルス量は検出限界以下に抑えられ、事実上“HIVに感染していない人と同じ状態”が保たれる。このことをU=Uという。

 

RECOMMENDあなたにオススメ

SPECIAL

ゲイたちにおすすめ「2022年のベストバイ」編集部が厳選!

もっと「ひとり時間」を楽しもう!

心がザワついた時に…「マインドフルネス」を実践しよう!

大人ゲイカップル旅におすすめ!全室スイートの沖縄ホテル

アナルが開く?持続力が増す?セックスに「CBD」がオススメな理由

EDITORS CHOICE編集部オススメ

RANKINGアクセスランキング

CULTURE

本格派RPG+推し活に最適…!話題のゲーム『クレイヴ・サーガ』先行レビュー

CULTURE

鈴木亮平がゲイ役を演じる『エゴイスト』、セクシーな本ビジュアル+予告が公開

LIFESTYLE

ゲイたちにおすすめ「2022年のベストバイ」編集部が厳選!

LOVE

【特集】PrEP 情報まとめ

LOVE

あなたを「犬」にたとえると?性格でわかる【犬診断】

FOLLOW US!

ジェンクシーのSNSをフォローして最新情報をゲット!

  • facebookfacebook
  • TwitterTwitter
  • lineline