ゲイテーマの映画『君の名前で僕を呼んで』の続編の製作が進んでいることがわかった。
ルカ・グァダニーノ監督がイタリア紙「La Repubblica」に語っている。
日本でも大ヒットした『君の名前で僕を呼んで』は、ティモシー・シャラメ×アーミー・ハマーがゲイカップル役を演じた映画。
アカデミー賞では惜しくも受賞を逃したものの、作品賞を含む4つの賞にノミネートされた。
世界的大ヒットを受け、グァダニーノ監督は続編製作を決定。
着々と進行しているそうだが、その一方で現在の新型コロナウイルスにより製作が中断している現状も明らかにした。
「新型コロナウイルスでこうなる前、続編の話をするため大好きな脚本家に会いにアメリカを訪れるつもりだったが、キャンセルしなければならなくなったよ」と話している。
また、イタリアのゲイメディアGAT.IT!の取材に応じた監督は、「もちろん、ティモシー・シャラメやアーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、エステール・ガレル、他の俳優たちと一緒に仕事できるなんてとても喜ばしいこと。全員新作に出るよ!」とも明らかにしている。
以前、監督は続編の内容について、劇中のオリヴァーとエリオの20年後を描きたいと話していた。
原作は1987年の設定だが、エイズ禍をさけた1983年に設定をずらしているそう。そのため続編では、エイズ問題を盛り込むことも検討しているそうだ。
同作は美しい映像美が魅力的なだけに、どのようにエイズ禍を描くのだろうか?気になるところだ。
いずにしても、無事に続編が決まったことは喜ばしい。
公開を楽しみに待ちたいところだ。