人間にとってアナルは「出口」だけど、ゲイにとっては大事な「入口」でもある。
ありがたい器官だが、我々はアナルについて深く知っているだろうか?
今回は、おそらくほとんどの人が知らないであろう、アナルに関する4つのトリビア(雑学)を紹介。
人類がアナルセックスをするようになったのはいつだろう?
歴史上、アナルセックスは異性・同性とわず、様々な文化でみられている。
例えば、いまから2000年以上前に栄えた古代ギリシャや古代ローマでも、アナルセックスを好んでいたという記録が残っている。
成人男性と少年の間の「子弟関係」でおこなわれるセックスであり、その際はオリーブオイル(今でいうローションの代わり)を使用していたそうだ。
これは、日本の江戸時代の「衆道」とも似ている。
衆道は日本でいう男色文化で、武士とそれに仕える少年との間ではアナルセックスが頻繁におこなわれていた。
アナルには主に2つの役割「便をだす」「おなら(ガス)をだす」がある。
ここで疑問なのが「同じ出口なのにどうやって判断しているの??」ということ。
アナルは、外側にある自分の意思で動かすことができる筋肉「外肛門括約筋」と、自分の意思では動かすことができない筋肉「内肛門括約筋」の主に2つからなりたっている。
内側にある「内肛門括約筋」は、高度な感覚をもっており、便意があると「これは便?おなら?」を判断できるそうだ(この機能を医学用語で「サンプリング レスポンス」という)。
この高度なコントロールにより、我々はおならの時に間違って漏らしてしまうという事故がおきない。
しかし「内肛門括約筋」はデリケートなので、傷ついた状態だとコントロール機能が弱まる。
ウケの場合、アナルに性器を出し入れをしているので、アナルセックスをしない人々に比べて傷つきやすい。
特にウケの人は、以下の3つを気をつけよう。
一時、謎ブームをまきおこした「肛門日光浴」を覚えているだろうか?
アメリカの女性インスタグラマーが発信源で、さまざまなメディアに取り上げられ世界中でバズった健康法。
本人によれば、毎日肛門を日光に当てることでカラダ中にエネルギーがたまり、快眠やクリエイティブになれる効果があるという。
SNSのハッシュタグ「#buttholesunning」をみると、自宅の庭やヌーディストビーチで肛門日光浴をする人たちの投稿がみられる。
ただ残念ながら科学的根拠はゼロ。
肛門を太陽に当てたからといって、健康になれるか検証はされていない。
しかし、以前紹介した「テストステロンを増やすための方法」の記事では、性器を太陽にさらすとテストステロンが200%上昇するという研究結果があるので、肛門だけでなく全裸で日光浴すればメリットはあるかも?
アナルにさまざまなモノを入れて取れなくなり、手術するという事故は医療現場でよくあるという…。
アナニーまたはSMプレイ中に取れなくなったモノの一部を紹介。
・湯呑み(64歳男性)
・すりこぎ(53歳男性)
・テニスボール(40歳代男性)
そのほかにも、スプーン、ペン、電動歯ブラシ、ペットボトル、ガラス瓶(栄養ドリンク)、シャンプーボトル、電球、野菜、フルーツ、ネックスレス、ピンポン玉、クリスマスのオーナメント、などなど・・・・・あげたらキリがない!
驚くべきはすべて日本の事例* ということだ。
一見すると笑える珍事件ばかりだが、冗談抜きに気をつけた方がよい。
多くのひとは、「入るかな?」と興味本位で手をだして、取れなくなり大混乱。痛みに苦しむが、恥ずかしさから医療にかかるのが遅れてしまう。
ほとんどは手術で取り出すことができるが、最悪の場合は人工肛門になることも…。
肛門に異物を入れるのは危険なのでやめましょう!
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たかがアナル、されどアナル、意外と奥深い。
アナルについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみて。
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