「ゲイの半分はオープンリレーションシップ(恋人以外との性的関係を認める)」という驚くべき調査結果が発表された。
これは、ゲイ雑誌FS Magazineとゲイ男性向けの慈善団体GMFAが、イギリスに住む1,006人のゲイを対象に行った調査結果によるもの。
調査によると、41%の男性が、過去もしくは現在オープンリレーションシップをしていることがわかった。
また、その内75%がオープンリレーションシップをしたことを「良かった」と答えている。
同様に、75%がオープンリレーションシップ時に「一緒に3Pするときだけ、他の人とセックスをしても良い」などのルールを設けているが、21%がこれまでに少なくとも一回は、そのルールを破っていると述べている。
上記のポジティブな意見に対し、オープンリレーションシップを行ったことのない多くの人たちは、オープンリレーションシップに対してネガティブな印象を抱いている。
一夫一夫制の恋愛関係を信じる33%の男性は「オープンリレーションシップは、本当の恋愛関係ではない」と考えており、さらに19%は「ゲイは、一夫一夫制の恋愛関係を保てないから、オープンリレーションシップに走る」と考えている。
しかしながら、オープンリレーションシップは、恋愛関係にありながら自身のセクシャリティを探ることを可能にする手段とも言える。
彼氏と10年以上付き合っているフランシスはこう語る。
「僕たちは、一夫一夫制の関係にあったけど、彼が浮気したんだ。頑張ってやり直したけど、また浮気」「2人で何度も何度も話し合って、別々にセラピストとも相談したんだ」
「結局、僕たちは2人の関係を最も尊重していることは変わりないけれど、セクシャリティを他の人たちと楽しむことも大切だという結論に至ったんだ」「一緒に3Pをすることにしたんだけど、結構いいよ」
この結果に、FS Magazine編集者のイアン・ハウリー氏は以下のように語っている。
「オープンリレーションシップのステレオタイプを崩すことができれば、一夫一夫制の恋愛関係にあって、自分のパートナー以外とのセックスを考えているゲイ男性も、自身の欲求についてパートナーともっと正直に話せるかもしれない」
「もし、あなたがオープンリレーションシップに大反対で、パートナーは賛成だった場合、あなたのパートナーはそのことについて積極的に話してくれるだろうか?」
「2人の関係について、パートナーと日頃からコミュニケーションをとることが、幸せで健康な恋愛関係を育むと思う」
「貞節さを愛の土台にしてしまうと、セックスライフについて正直でなくなってしまうことがある。それは、結果としてリスクを冒すことになりかねない」と語っている。
あなたはオープンリレーションシップに対して、賛成だろうか反対だろうか?