スキンケアで肌に投資し、ジム通いで体型維持する──。
実はそれらよりも、見た目年齢を大きく左右するのは「飲酒習慣」であることを知っているだろうか?
最新の研究では、アルコールが肌や老化に及ぼす影響が次々と明らかになっている。
1 アルコールは肌を老化させる
イギリス・ロンドン大学の研究では、過度の飲酒はコラーゲンを分解し、肌の弾力を失わせることが確認されている。
アルコールは、紫外線や喫煙と並び「主要な肌老化因子」とされており、飲酒習慣の有無で見た目年齢に顕著な差が出るそう…!
2 赤ら顔や毛穴トラブルの原因に
アルコールは血管を拡張させ、顔の赤みや毛穴の拡大を引き起こす。
アメリカ皮膚科学会の報告では、長期的な飲酒は酒さ(赤ら顔の慢性疾患)を悪化させるリスクもあるとされる。
夜遊びやゲイバー文化が身近なゲイたちにとっては無視できない影響だろう。
3 禁酒・減酒で回復する肌の変化
完全に元通りにはならないが、禁酒後の数週間で肌の水分量や透明感が改善するとの研究もある。
特にむくみやくすみは比較的早期に回復する傾向があり、年齢に関係なく効果が期待できる。
もし大事なイベントの前には、一時的に禁酒するのも効果的かもしれない。
4 賢く飲むなら「蒸留酒」を
どうしても飲むのであれば、糖分が少なくクリアな蒸留酒(ウォッカ、ジン、テキーラなど)を選ぶのが望ましい。
一方で、ビールやカクテルは糖質や不純物が多く、肌や体型維持に悪影響を及ぼす。
そして、飲酒時は必ずこまめに「水」を併用し、脱水を防いでおこう。
5 飲酒習慣と体型の関係
オーストラリアの研究では、週3回以上の飲酒は内臓脂肪増加と関連していることが示されている。
ジムに通って体型維持をしているのに「太りやすい…」と嘆く人は、飲酒の可能性を疑ってみてもいいのかも。
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高い美容液やスキンケアも大切だが、若さを保つ最大の秘訣はライフスタイルの見直しにある。
特にお酒との付き合い方は、美肌やアンチエイジングに直結する要素だ。
美肌のためには、飲酒量をおさえる、ノンアルを選ぶ、さらに頑張って「禁酒」を検討するのもいいかもしれない。