LGBT団体GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)が主催する、『第27回GLAADメディア賞』のノミネート作品が発表された。
GLAADメディア賞は、映画、テレビ、音楽、コミックなどの各分野における、その年LGBTコミュニティに貢献した人物・作品に贈られる賞。米LGBT業界では毎年恒例のアワードとなっている。
今年は、女性同士の恋愛を描いた『キャロル』やトランスジェンダーを描いた映画『リリーのすべて』ら、アカデミー賞にもノミネートされた話題作が候補入り。
その他、ジュリアン・ムーアとエレン・ペイジがレズビアンカップルを演じた『Freeheld(原題)』もノミネートされている。
また、TVシリーズのコメディ部門では、先日SAG賞を受賞した『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』や『トランスペアレント』などの名作も連ねている。
『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』に代表されるNetflixオリジナルドラマは、『センス8』『グレイス&フランキー』など、LGBTテーマを扱った作品が多くノミネートされており、ネット発ドラマに大きな注目が集まっている。
その他、各部門のノミネートは以下の通り。
◼︎長編映画部門
「キャロル」
「リリーのすべて」
「Freeheld」
「Dope」
「Grandma」
◼︎長編映画(限定公開)部門
「52 Tuesdays」
「Appropriate Behavior」
「Boy Meets Girl」
「Drunktown’s Finest」
「タンジェリン」
◼︎ドラマシリーズ部門
「ARROW/アロー」
「Black Sails/ブラック・セイルズ」
「Empire 成功の代償」
「フォスター家の事情」
「グレイズ・アナトミー」
「殺人を無罪にする方法」
「Nashville」
「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」
「センス8」
「シェイムレス 俺たちに恥はない」
◼︎コメディシリーズ部門
「Brooklyn Nine-Nine」
「フェイキング・イット/噂のカップル!?」
「グレイス&フランキー」
「LOOKING」
「マスター・オブ・ゼロ」
「モダン・ファミリー」
「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」
「Please Like Me」
「トランスペアレント」
「Vicious」
その他にも、全38カテゴリーで賞を設けている同アワード。
GLAADメディア賞は、4月2日(現地時間)に米ロサンゼルスにて開催される。