“ヒゲ女装”の愛称で知られるコンチータ・ウルストが、4月15日にHIV陽性者であることを公表した。
コンチータはオーストリア出身のドラァグクイーンで、2014年の「ユーロビジョン」で優勝し世界的に有名になった人物。
そんなコンチータは、インスタグラムにてHIV陽性であることを公表。
何年も前から陽性だったことを投稿し、元彼にその事実を世間に公表すると脅されていたそうだ。
「私は誰からも脅されたり、私の人生に影響を与える権利など誰にも与えはしない」
「他人に暴露されるよりも、自分で公表する方がいい。人々に勇気を与え、HIV感染者のスティグマ(汚名の烙印)と闘っていくため、新たな一歩を踏み出したい」とインスタでつづった。
なお治療は順調で、何年もの間ウイルスは検出限界未満であり、ほかの人へ感染させることはないそうだ。
いまだ続く、HIV陽性者に対するスティグマを払拭するべく立ち上がったコンチータ。
彼の勇気ある公表に、50,000件近くのイイネと5000件近いメッセージが寄せられている。