オランダにて、ストレートの政治家たちが男同士手を繋いだ写真をSNSに投稿し、大きな話題になっている。
英LGBTサイトPinkNewsによれば、これは、先日オランダで起こったホモフォビア事件への抗議のためとのこと。
先日、オランダの都市アーネムにて、10代のゲイ少年2人がホモフォビアに暴行される事件が発生。
2人はカップルで、夜帰宅途中に、ホモフォビアの集団に囲まれリンチを受ける。罵声をあび、暴行を受けた2人は重症をおい病院に搬送された。
そのショッキングなニュースは、オランダをはじめ世界中に広がった。
この事件を受け、ストレートの政治家が立ち上がったのだ。
オランダ労働党の党首で副首相のローデウェイク・アッシャー氏は、このホモフォビックな事件に声を挙げるべく、Twitterに男同士で手を繋いだ写真をアップした。
Bijzonder dat sommigen reageren met “stelletje homo’s”. Klok, klepel. #allemannenhandinhand. pic.twitter.com/2kPR2TAfKH
— Lodewijk Asscher (@LodewijkA) 2017年4月3日
これに続き、民主66の党首アレクサンドル・ペヒトルト氏もTwitterに写真をアップ。「ゲイの人々に対して暴力はやめなさい」とツイートしている。
Wij doen mee! Stop geweld tegen homo’s. #allemannenhandinhand @barbarabarend pic.twitter.com/zsLY7Z0SqM
— Alexander Pechtold (@APechtold) 2017年4月3日
そんな二人の党首の流れをうけ、NYにある国連のオランダチームの男性スタッフたちは、全員が手をつなぎ歩いている写真をアップしたのだ!
Male colleagues of @NLatUN walking hand in hand in New York protesting against violence directed at LGBTI #allemannenhandinhand pic.twitter.com/AYThVsymep
— Lise Gregoire (@LiseGvH) 2017年4月3日
さらに、オランダ警察もこのムーブメントに続いて手を繋いだ写真をアップ。
国の政治家のトップたちが自らホモフォビアに声を上げ、さらにそのムーブメントがSNSを通じてオランダ全土へ広がりを見せている。
オランダといえば、2001年に世界で初めて同性婚が可能となった国だ。
世界一のLGBTフレンドリー国家として有名なオランダ、流石としか言いようがない!