結婚情報サービス「ゼクシィ」が、JR渋谷駅の大型看板広告に、同性カップルを起用したビジュアルを発表し話題を呼んでいる。
キャッチコピーは、「あなたが幸せなら、それでいい。」
結婚した男女カップルのほか、レズビアンカップル、ゲイカップル、事実婚の男女カップルら8組が登場している。
ゼクシィ統括編集長・森奈織子氏は、Business Insiderの取材にてこう説明。
「同性カップルが挙式する場合、『親だけでなくおばあちゃんへの説明が大変だった』とか『結婚式場から冷たい反応をされて心が折れた』という話を聞きました。目の前で結婚式を諦めている人がいる。それがこのキャンペーンを考えた始まりです」
一方で、まだまだ同性婚ができない日本なので、SNS上では「社会の問題を個人ごとにすり替えている」、「制度を変えることから目を逸らしている」という批判もある。
統括編集長・森氏「すぐに法律を変えることは難しいと思います。ですが法的に結婚ができない同性カップルだからこそ、結婚式に意味があると考えるカップルは少なくありません。そのための情報が足りていないという声も多くあり、その声に答えていきたいと思っています」
そう語るように、同性カップルがふつうに描かれた今回の広告は、日本社会全体の”結婚観”を大きく変えるキッカケになりそうだ。